本ブログでたびたびお話ししていますが私は元国家公務員です。
当時の経験をもとに国家公務員の給与や賞与・内情さらには当時のパワハラ遅刻上司を告発している記事などを本ブログでまとめているところです。

最近そんな私の国家公務員系の記事がありがたいことに毎日ちょくちょく読まれることが増えてきました。
中では現役の国家公務員の方からもコメントや情報提供もいただくことも増え本当にありがたく思っています。

さてそんななかよくコメントを頂戴する労働局の方から職場状況がいかに悲惨かを物語る情報提供がありました。(Sさんいつもありがとうございます。)

本当に国家公務員組織というところは職場環境の当たり外れが滅茶苦茶大きい組織です。(残念なことに外れが圧倒的に多いです。)
実際働いてみて「・・・こんなはずではなかった・・・」と愕然とした経験をお持ちの方が大半ではないかと思います。

そこで今日は「国家公務員 官庁訪問で職場選びに失敗しないためにするべき質問は何?」についてまとめてみたいと思います。




①国家公務員 職場選びの情報収集の場 官庁訪問

以前官庁訪問について記事を書きました。
1次試験合格後各官庁を回り2次試験合格後に採用されるための下地づくりであるとともに自分が勤務したいと思う職場の雰囲気や職員に質問をすることができる絶好の場です。

もっとも私自身は積極的に官庁訪問をしていたわけではなく1箇所しか官庁訪問をしていなかったのですが「こんなの通うだけ交通費の無駄」と思う反面の職場の雰囲気を伺い知ることができりため「全く無意味なものというわけでもないのかな・・・」という立場をとっています。

もっともこの職場の雰囲気をうかがい知れる場の官庁訪問においてその組織が働きやすい職場かそれとも悲惨なブラックな職場かを見極めるための本質を突いた質問をする受験生はあまりいないのではないかと思います。

あくまで20年前の私の体験談ですが官庁訪問時に見受けられた希望者の質問といえば資料を見ればわかる業務内容に関することがほとんど。
それに加え異動がどれくらいのペースで行われるかあるいは転勤は多いのかなどといった質問がほとんどだった記憶があります。

ではどんな質問をすればその職場がいい職場かブラックな職場かを見極められるのでしょうか?

②国家公務員 官庁訪問で職場選びに失敗しないためにするべき質問は何?

私が思う国家公務員として勤務する職場がいい職場かブラックな職場かを見極めるための質問・・・
それは①20~30代の若手職員の休職者はどれくらいなのかということ(数だけでなく割合も確認しましょう!)②そして同じく20~30代の若手職員の早期退職者はどれくらいなのかという2つのことです。

何故「20~30代の若手限定」なのか?

今の20=30代の若手職員は古い世代に言わせれば「根性がない」と言われることが多い世代です。
それは裏を返せば自身が無駄・やる気が起きないと感じたことは即座に切り捨てる合理的な考えを持っている世代であるともとれます。

そんな合理的な彼らが国家公務員という仕事に見切りをつけ次に向かい退職する・・・あるいはふさぎこんでしまいメンタルを病んで休職するということはそれだけ職場環境に問題がある組織であるというおとができます。

特に退職する若手の数が多い場合は本当にブラックさが際立っていることがうかがえます。

国家公務員というと退職金が民間よりもかなり多いことで知られています。
しかしこと若手の退職金になるとさほど多くはありません。

そこそこ国家公務員試験の勉強をしてその苦労が水の泡となってしまううえわずかな退職金しか得ることができない・・・
にもかかわらず退職するというのはいかにひどい職場であるか如実に物語っているといえるでしょう。

③「国家公務員 官庁訪問で職場選びに失敗しないためにするべき質問は何?」まとめ

以上「国家公務員 官庁訪問で職場選びに失敗しないためにするべき質問は何?」についてまとめました。
上述した2つのもの以外にもいろいろ質問として考えられるものはあったのですが若手職員についての休職者・退職者についてのみで大体はその組織の実態はつかめると思っています。

※例えば「懲戒処分件数はどれくらい?」という質問もありかなと思ったのですが国家公務員組織は事なかれ主義。
 よほどの重大なことがないと処分は下りません。

 処分に相当する奴らがぬくぬくと税金を貪り食っているのは私が約1年半前にパワハラ・無断遅刻上司を告発して1年半経過するにもかかわらず何ら運輸局のアクションがいまだないことからもお分かり板けるのではないかと思います。

ちなみに・・・以前国家公務員出先機関ランキングについてお話をしました。
その中で労働局がかなり人気の高い出先機関としてランクされていましたが・・・冒頭のコメントをたびたび頂戴するSさんはまさしく現役の労働局勤務の20代若手職員の方です。

なんでもSさんの同期は7名いたそうなのですがうち3名がすでに退職。
さらに1名は休職でかれこれ2年ほど職場に来ていないとのこと・・・

やはりああいったネット上のランキングはあてにならないと確信するとともに官庁訪問を利用して失敗しない職場選びを行うことは有意義なのではないかと思うようになりました。