昨日とうとう最終回を迎えたきくちゆうき氏作のTwitter4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。大きな感動を巻き起こしました。しかしその一方でエッセイストの犬山紙子さんがこの100日後に死ぬワニの最終回の関係でネット上で批判を浴び原作者のきくちゆうき氏に謝罪を行ったというのです。いったい両者の間に何が起こったというのでしょうか?
 気になるトラブル内容をまとめていきたいと思います。

犬山紙子さんの描く『100日目』2次創作

 事の発端は犬山さんがコメンテーターを務める情報番組スッキリ内で自身が考える100日目を創作したものをきくちゆうき氏の前で披露したことが原因のようです。

 ちなみに犬山さんの考える100日目は、主人公のワニが花見を楽しんでいる最中に眠るように亡くなる。しかし実はワニの年齢は200歳でかなりの長生きであったとするという“大往生”の結末。この話に対して同番組に出演していたきくち氏も「すごいです。嫌いじゃないです」とコメント。まったく問題がないように思われました。

 しかしこのやり取りに対してネット上では「スッキリ見て思ったけど、二次創作の批評をご本人に求めるのって失礼じゃね?」>「スッキリは頭のおかしさを自覚した方がいい、二次創作を作者に直接見せるのもおかしいのに、ましてや結末予想の二次創作を最終回迎える前に作者に見せるとか、神経疑うわ」といった声が殺到したそうです。

『100日目』2次創作の背景

 もっともこの犬山さんの2次創作の背景にはスッキリ側から創作を頼まれたものであったということ。そして何より原作者のきくち氏にはスッキリ内で犬山さんが自身の創作した100日目を披露することに対して了承をとっていたという背景があります。現に今回の炎上を受け犬山さんからきくち氏に対して「今回の炎上騒動でご迷惑をおかけしていたら申し訳ありません」と謝罪を行ったそうなのですがきくち氏からは「全く問題ありません。むしろありがとうございます。」という回答があったとのことです。
 
 また犬山さんも自身の100日目の創作を行ったのは犬山さんがきくちさんのファンということもあり、また番組放送がちょうど昨日の100日目の公開直前だったということもあったため、「プロモーションとしてお役に立てれば」という気持ちからくるものであったとお話しされています。

炎上は一夜明けた本日も止まらない・・・

 今回の炎上騒動に対してネット上では「謝る必要はない」とする声も出ているものの、今日の午前においてもまだバッシングは続いていると犬山さんはお話になっています。

 今回の騒動に対して犬山さんは「公認かつ作者が全く怒っていない、感謝までしてくれたことに対して『作者の気持ちを考えろ』には疑問があります。視聴者が見たくなかったという意見があれば申し訳ないのですが。強いてあげる問題点は、作者の前に二次創作を広げることの助長なのかな?公認ですよ、と前振りが必要だった?」と疑問を呈したと記事では書いてありましたが・・・本当にその通りとしか私には思えません。

 本当に理不尽な世の中になったなぁ・・・と思わずにはいられません。

映画化発表できくち氏にも炎上騒動が・・・

 また昨日感動の最終回を迎えた直後、ツイッター内で書籍化や映画化グッズ販売が発表されるや否や「急に金のにおいが・・・」「すべては広告会社が仕組んでいた電通案件だったのでは?」などといったこころない意見がネット上にあがり炎上しており、作者のきくち氏が涙ながらにこれらの噂を否定するといった事態にまで発展しているようです。

 せっかくいい余韻をもって感動的な終わり方を迎えたというのに、思わぬところで続々と炎上が巻き起こる事態となりました。まさか100日後に死ぬワニが感動とともにネットそして人間の恐ろしさを改めて思い知らしめてくれる作品となろうとは・・・昨日の視聴直後の感動に浸っているときは思いもしませんでした。