元日本代表で浦和レッズで活躍した鈴木啓太さんのYouTubeチャンネル。
毎回サッカー日本代表経験者ら多彩なゲストが登場。
そんなゲストに鈴木さんが的確な進行で話を引き出すことで知られざる名場面の裏側が明らかになるサッカーファン必見の内容です。
そんな鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルに高校サッカー屈指の名将である青森山田高校サッカー部黒田監督がゲスト出演。
気になるあれこれについて色々と語ってくれました。
今日はそんな中から黒田監督が青森山田高校サッカー部監督に就任した経緯と就任時の苦労話をまとめていきたいと思います。
目次
➀黒田監督の意外な経歴 高校サッカー部監督前はホテルマンだった!
大学は大学サッカーの名門校である大阪体育大学へと進学した黒田監督。
そしてこの時に教員の免許も取得します。
しかしまず最初に黒田監督が付いた職業は意外や意外ホテルマンでした。
「他人のために色々として挙げることが好き」という黒田監督は自分の適職はサービス業であるとしホテル業界に身を置くことにしたそうです。
しかしやはりサッカーへの想いは捨てきれず3か月で退職。
そして「自分のこれまでの学んできたことを子供たちに伝えたい」という気持ちから指導者への道へと進むことになるのです。
➁黒田監督の初めての選手権は母校登別大谷高校での教育実習中だった!
さてホテルマンの道から指導者への道へ転職を決意した黒田監督。
実はこの決断に大きく影響しているであろうエピソードがありました。
それは上述の教員免許取得の際の教育実習です。
母校の登別大谷高校へ教育実習に赴いた黒田監督はここで初めて子供たちの指導を経験することになります。
そしてなんとその指導を行った子供たちは登別大谷高校初の選手権出場を決めたメンバーでした。
そしてなんとその実習のタイミングが選手権の出場時期と重なっていたこともありこの教育実習を通じて初めての高校選手権を体験することになったのでした。
⓷青森山田高校サッカー部黒田監督の指導者当初の苦労話とは?
ホテルマンからサッカー指導者への道を志した黒田監督。
もともと選手時代から監督やコーチの指示に対して「もっとこういう言い方をすれば選手にうまく伝わるのにな・・・」と思うことが多かったこともあり指導者としての考え方や心構えに関しては指導者となった当初からわりかしスムーズにできていたそうです。
しかし指導者となった当初は当然のごとく今のような実績なく経験も浅いこともあり上役の先輩たちから全く相手にされず目に見えない序列を感じる日々の連続で毎日辞めることを考えていたそうです。
まあこれはサッカーに限らずどの業界でもそうですよね。
⓸25歳と言う若さで青森山田高校サッカー部監督就任へ!その経緯は?
そんな黒田監督。
北海道の恵庭北高校と室蘭大谷高校を経て24歳の時に青森山田にやってきます。
もちろん当時も実績は何もないため当初は大学の事務局で働きながら高校サッカー部のコーチを兼務していました。
ところが25歳の時に転機が起こります。
なんと当時のサッカー部監督が退任し指導者が黒田監督1名の状態に・・・そしてこのまま黒田監督が監督に繰り上げされることになりここに青森山田高校サッカー部黒田監督が誕生することになったのでした。
⓹黒田監督が就任した当時の青森山田高校の強さはどれくらい?
さてこうして青森山田高校サッカー部監督に就任した黒田監督。
現在では日本屈指の強豪校の青森山田ですが当時は一体どれくらいの強さだったのでしょうか?
黒田監督曰く「青森県でベスト16からベスト4くらいの実力」だったそう。
今の県予選優勝が当たり前の状態からは信じられませんよね。
しかしそんな青森山田高校ですがなんと黒田監督が就任した1年目に青森県予選を勝ち抜いて選手権に出場します。
早速黒田監督の名将ぶりが発揮されたのかと思いきや黒田監督曰く「くじ運に恵まれた」とのこと。
強豪校が軒並み反対ブロックに行き相次いで敗退したことが大きかったそうでまだまだ全国で闘える力はなかったそう。
実際選手権では1回戦で山口県代表の多々良学園に0-4と大敗してしまいます。
そして翌年は青森県予選でベスト4で敗退しています。(それも前半15分で立て続けに3失点)
まだまだ青森県内における1つの強豪校といった立ち位置ですね。
⓺「青森山田高校サッカー部黒田監督の監督就任の経緯と就任当時の苦労話」まとめ
以上「青森山田高校サッカー部黒田監督の監督就任の経緯と就任当時の苦労話」まとめでした。
指導者転身直後の序列関係そして選手権はおろか県予選での大敗など指導者当初は今の青森山田からは信じられないほどの苦労があったことがよくわかる内容でしたね。
そしてこういった経験があったからこそ今の青森山田高校が超強豪校へと成長することになるわけですが・・・ここら辺の話はまた後日別記事にてまとめていきたいと思います。