本ブログで度々お話していますが私はボクシング好きの元国家公務員です。
今でもボクシングジムに通いつつ暇を見つけては国家公務員関連のブログ記事を書いています。
さて先日国家公務員は免職・停職・減給・戒告といった懲戒処分を受けた際はその旨官報という国が発行する機関誌に掲載されるという内容の記事を書きましたが・・・これは日本法曹回最難関の資格を合格した弁護士の方にも同じことが当てはまります。
先日何気なく官報を見ていると弁護士に関しての懲戒処分の欄で気になる名前を見つけてしまいました。
それは東大出身弁護士ボクサーとしてボクシングファンであれば知っている方も多いであろう方のお名前だったのです。
今日は「あの闘う弁護士ボクサーが戒告の懲戒処分に!」についてまとめたいと思います。
目次
➀闘う弁護士ボクサー坂本尚志さん
ボクシングファンであれば坂本尚志(さかもと たかし)さんというお名前に「あの東大出身弁護士ボクサーか!」とお気づきになる方も多いのではないでしょうか。
坂本さんは一浪の上東京大学に合格し旧司法試験に合格した努力の弁護士さんです。
そんな坂本さんは高校時代からボクシングに打ち込み大学2年の時に名門帝拳ボクシングジムへ・・・
そして弁護士の傍ら練習も続け29歳で帝拳ジムからプロボクサーとなります。
(当時新人王戦にエントリーした際スポーツ新聞などで大きく特集されました。)
その後青木ボクシングジムへと移籍し日本のプロボクサーの定年である37歳まで弁護士と並行して活動。
最終戦績18戦して7勝11敗という戦績を残して2018年に引退されたのでした。
そんな坂本さんは2010年にご自身の弁護士事務所である清陵法律事務所を都内に開業され活動されているのですが・・・そんな坂本さんが今回東京弁護士会から懲戒処分を受けることになったのです。
➁東大出身弁護士ボクサー東京弁護士会から懲戒処分を!
まずは気になる官報の掲載内容を見てみましょう。
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弁護士懲戒処分情報 5月11 日付官報 2021年通算47件目
東京弁護士会 坂本尚志弁護士懲戒処分公告
懲 戒 の 処 分 公 告
弁護士法第64条第63項の規定により下記のとおり公告します。
記
1 処分をした弁護士会 東京弁護士会
2 処分を受けた弁護士氏名 坂本尚志
登録番号 41195
事務所 東京都新宿区新宿2-8-1新宿セブンビル403
清陵法律事務所
3 処分の内容 戒告
4 処分の効力が生じた日 令和3年4月14日
令和3年4 月21 日 日本弁護士連合会
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弁護士名及び弁護士事務所名が完全に一致していますよね。
⓷弁護士の懲戒処分の種類と内容は?
さて今回坂本弁護士が受けた戒告処分ですが・・・どんな内容なのでしょうか?
気になったので日本弁護士連合会のHPで弁護士の懲戒処分について調べてみたところ以下の4つの内容となっているようです。
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1・・・戒告(弁護士に反省を求め、戒める処分)
2・・・2年以内の業務停止(弁護士業務を行うことを禁止する処分)
3・・・退会命令(弁護士たる身分を失い活動はできなくなるが弁護士となる資格は失わない)
4・・・除名(弁護士たる身分を失い活動ができなくなるうえ3年間は弁護士となる資格も失います)
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国家公務員の懲戒処分も一番軽いのが戒告なのですが・・・今回坂本さんが受けたのも不幸中の幸いとでもいうべきかこの懲戒処分の中で一番軽い内容のものだったようです。
⓸東大出身弁護士ボクサー懲戒処分の原因は?
さてあと気になるのは今回の懲戒処分の原因ですよね。
これについては官報にも掲載されておらずはっきりしたことは当事者にしかわかりません。
しかし心当たりはあります。
実は坂本さんプロボクサーとして活動されていた当時ブログをやっておられました。
その中でプロボクサーとしての活動ぶりや弁護士業務の大変さなどいろいろ書いておられ非常に興味深く読ませていただいていたのですが・・・そのなかでキャバクラユニオンなる団体と衝突し東京弁護士会に懲戒請求されたという内容の記事が掲載されていました。
坂本さんのブログは現在は削除されたようでいまとなってはその記事を見ることはできないのですがかなりリアルに先方とのやり取りが記載されていました。
一方そのキャバクラユニオン側のこの件に関しての記事は今でもネットで見ることができます。(「坂本尚志弁護士は嘘をついても開き直る」というタイトルでブログ公開されています。)
おそらくですがこのときの出来事がきっかけで今回の懲戒処分へと繋がってしまったのではないかと思われます。
(当時懲戒請求を受けて東京弁護士会とのやり取りを行った際も強気の姿勢で臨んだことが書かれていました。そういった面も戒告と言う懲戒処分に作用してしまったのかな・・・)
⓹「あの東大出身弁護士ボクサーが戒告の懲戒処分に!」まとめ
以上「あの東大出身弁護士ボクサーが戒告の懲戒処分に!」についてまとめました。
実は私も大学時代帝拳ジムに通っており坂本さんと時期も被っていることから唯一応援している弁護士さんなんですよね。
当時のブログを読む限りかなりタフなメンタルの持ち主とお見受けしているので今回の懲戒処分についてもご本人は意にも介さずといったところだとは思うのですが・・・
今後も懲戒処分などにまけず持ち前のメンタルを武器に弁護士として活動していっていただきたいと思います!