中古車販売大手のビッグモーターが顧客のタイヤをわざとパンクさせ修理代を保険会社に水増し請求していたとするニュースが大きく取り上げられています。

またこれまでも度々問題行動が世間をにぎわせていたビッグモーター。
今回の騒動がきっかけで過去の不正車検問題についても再びとりあげられるなど大炎上騒動となっています。

さてこの不正車検。

一言でいえば車検に合格するための基準を満たしていないにもかかわらず合格させることをいうのですがこのてんビッグモーターよりもやばい組織を知っています。

それは車検行政の元締めである国土交通省ならびにその出先機関である関東運輸局です。

以下「ビッグモーターの不正車検問題よりもやばい?国土交通省が不正車検を隠ぺい?」としてまとめていきます。




➀ビッグモーターの不正車検問題 概要まとめ

ビッグモーターは国から民間車検場の指定を受け自社で車検を行っています。

本来車検の基準に合格しているかどうかは国が審査すべきなのですが車の数はあまりに膨大です。

そこで民間車検場という委託制度をつくりそこで基準に合格した車は国の審査をパスしたものという扱いになっています。

ところがこの民間車検場の指定を受けた熊本県の熊本浜線店で本来検査しなければいけないメーター部分につき検査をしないまま車検に合格していたものとして処理を行っていたことが発覚。

これにより熊本浜線店は不正な車検を行ったとして今年の3月に民間車検場としての指定取消の行政処分をうけたのでした。

➁神奈川運輸支局の不正車検問題 やっていたことはビッグモーターと同じ!

さてこのように審査すべきところをやっていなかったとして民間車検場の指定を取り消されたビッグモーターですが・・・実は過去に国の行政機関で同じことがありました。

それが関東運輸局管内の神奈川運輸支局(通称横浜車検場)です。

2015年に車高の高い車に義務づけられている補助ミラーなどがないのに不正に車を審査に合格させたとして3名の逮捕者を出す前代未聞の不祥事をやらかしています。


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⓷神奈川運輸支局の新たな不正車検問題を国土交通省が組織ぐるみで隠ぺい?

さて実は筆者は元関東運輸局の職員。
そして上述の不祥事以降に神奈川運輸支局で蔓延していた不正車検問題を内部告発したことがあります。

鉄道会社が使用する軌道兼用車という自動車があります。
(簡単に言うと道路と線路を走ることのできる車です。)

この軌道兼用車は基準では鉄道会社の事業許可証を車検の際提出しなくてはいけません。

ところが神奈川運輸支局はこの許可証の提出がないにもかかわらず車検に合格させていました。

そこでこのてんを告発してみたのですが・・・国土交通省は「許可証の提出がなくてもHPなどで鉄道事業の許可が確認できれば許可証の提出は不要とする」と基準を大甘に解釈する指針を回答。

結果私の告発は却下されたのです。

⓸「ビッグモーターの不正車検問題よりもやばい?国土交通省が不正車検を隠ぺい?」まとめ

以上「ビッグモーターの不正車検問題よりもやばい?国土交通省が不正車検を隠ぺい?」でした。

ちなみに関東以外のエリアに確認したところ軌道兼用車の車検につき鉄道事業の許可証なしで車検を合格させている運輸局はありませんでした。

しかしこれでも「神奈川運輸支局の軌道兼用車の車検は不正車検ではない」といいはる国土交通省。

車検行政の元締めでありながら不正車検と思われる事案を強引な基準解釈により組織ぐるみで隠ぺいする国土交通省のほうがビッグモーターよりもはるかにやばい組織であるといえるのではないでしょうか?