ボクシングライトヘビー級タイトルマッチでロシア人王者ビボルの前に階級の壁に屈する形となったボクシング界のスーパースターのサウス・カネロ・アルバレス。

この予期せぬ敗戦が大番狂わせとして非常に話題になっています。

さてこのような大番狂わせがときたまみられるのがボクシングの魅力の1つでもあるわけですが・・・日本人にもこのカネロ敗戦に勝るとも劣らない世紀の番狂わせを起こしたボクサーたちがいます。

そこで今日は完全に私の主観になりますがそんな日本人ボクサーたちをまとめていきたいと思います。
(主に1990年代後半のボクサーをとりあげます。)



➀ボクシング カネロ敗戦並の世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサー 竹原慎二

まず1人目は本ブログで度々取り上げる竹原テレビでおなじみの竹原慎二さんです。
日本や東洋では無敵の強さを誇った竹原さんですが世界的に見てミドル級は日本人はおろかアジア人が割って入ることが非常に難しい階級。

そんな竹原さんが挑戦することになった王者はアルゼンチンのホルヘカストロ。
100戦以上のキャリアを誇りダウン経験のないタフさがウリの名王者です。

戦前の予想は王者のキャリアに加えミドル級という階級もあり完全にカストロ優位。
歴史的なミドル級の世界戦であるにもかかわらずテレビ放送も深夜放送という扱いでした。

しかし試合が始まると竹原さんのボディーブローが炸裂!!
ダウン経験のないカストロからダウンを奪う文句なしの勝利をおさめ日本人初のミドル級王者が誕生したのでした。

➁ボクシング カネロ敗戦並の世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサー 辰吉丈一郎

次に紹介するのは辰吉丈一郎さんのタイの若き王者シリモンコンを倒し世界王者に返り咲いた試合です。
この試合までに薬師寺保栄さんとメキシコのダニエルサラゴサとの2戦を含む世界戦3連敗でまさに崖っぷちだった辰吉さん。

対するシリモンコンは辰吉との戦いまでに全勝・・・
しかも直近の試合では辰吉に初戦ではKO勝ち。
第2戦でも互角以上の死闘を繰り広げたビクトルナルバレスに圧勝しています。

このため辰吉不利という見方が非常に多かったこの試合ですが・・・
いざ蓋を開けると辰吉がスピードで若き王者を圧倒!!
5ラウンドにはダウンを奪います。

しかし続く6ラウンドから若き王者の反撃にあう辰吉・・・
このまま大逆転負けの雰囲気が漂うなか7ラウンドに辰吉の強烈なボディーが炸裂!!

こうして劇的な大番狂わせで世界王者返り咲きとなったのでした。



⓷ボクシング カネロ敗戦並の世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサー 内藤大助

次に紹介するのは内藤大助さんがタイのフライ級絶対王者ポンサクレックに勝利した試合です。
この試合がポンサクレック選手との第3戦目だった内藤さん。

1戦目は敵地タイで1ラウンド34秒のKO負け。
続く第2戦目でも明確な判定負けを喫します(負傷判定負け)

またこのポンサクレック選手は日本人キラーとしても知られています。
内藤さん以外にものちに世界王者となる清水智信さんや本田秀伸・トラッシュ中沼・小松則幸さんといった日本を代表するボクサーらがことごとくその壁に跳ね返されました。

そんな日本人選手の高き壁であるポンサクレック選手に三度挑んだ内藤さん。
この試合では持ち前の変則ボクシングがさえわたりポンサクレック選手を序盤から翻弄・・・
文句なしの判定勝ちを収め大番狂わせ達成となったのでした。

⓸ボクシング カネロ敗戦並の世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサー 小國以載

最後に紹介するのは小國以載さんがIBF世界スーパーバンタム級王者のジョナサン・グスマンに挑み見事にタイトルを獲得した試合です。

この時点でのグスマンの戦績は24戦23勝22KO1無効試合とほぼKO率100%。
さらには小國選手との対戦前にはその小國選手をKOで破った和気慎吾選手にほぼ一方的なKO勝ちを収めていることもあり戦前は完全にグスマン優位でした。

しかし試合が始まると小國さんがテクニックでグスマンを翻弄。
3ラウンドには見事なボディー打ちを決めダウンを奪います。
以降のペースを奪われることなく明確な判定勝ちをおさめ世界王座を獲得したのでした。

⓹ボクシング カネロ敗戦のような世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサーまとめ

以上完全に私個人の主観ながら「ボクシング カネロ陥落のような世紀の大番狂わせを起こした日本人ボクサーまとめ」でした。

先日のミドル級の村田選手にもゴロフキン選手を倒しての大番狂わせに期待が集まりましたよね。
今後日本人ボクサーがどんな大番狂わせを起こしてくれるのか?

楽しみに期待しましょう!!