最近元ヘビー級統一チャンピオンのマイクタイソンやタイソンのライバルだったイベンダーホリフィールドが相次いでトレーニングを姿を公開し全盛期さながらの迫力ある動きが話題です。

さてタイソン・ホリフィールドともに50歳以上というオヤジ世代ながらレジェンドここにありという勇姿を見せてくれたわけですが・・・実際に49歳3か月というほぼほぼ50歳近い年齢でボクシングの世界チャンピオンになった実例が存在するのをご存じでしょうか?

その男の名はバーナード・ホプキンス。
今日は「ボクシング史上初の主要4団体統一王者は最強のオヤジチャンピオンことバーナードホプキンス!」と題してそんなホプキンスについてまとめます。


(左がホプキンス)

➀ボクシング最高のオヤジチャンピオン バーナード・ホプキンスプロフィール

本名・・・バーナード・ハンフリー・ホプキンス・ジュニア

通称・・・The Executioner(死刑執行人)

身長・・・185cm

階級・・・ミドル級・ライトヘビー級

国籍・・・アメリカ合衆国

誕生日・・・1965年1月15日(55歳)

ラストマッチとなったのは2016年の12月17日。このときの年齢は50歳超えです。
デビューしたのは1988年なのですが約30年間という長きにわたり世界の第一線で活躍した名選手なのです。




➁ボクシング最強のオヤジチャンピオン バーナード・ホプキンスの戦績・経歴

 
戦績は55勝(32KO)8敗2引分2無効試合。アマ時代に99戦95勝4敗という戦績を残すものの1982年ホプキンスが17歳の時に9つの罪で懲役18年を宣告され約5年間服役します。

その関係でプロデビューが遅れ1988年23歳の時にライトヘビー級にて遅咲きのデビューを果たします。

そんなホプキンスですがデビュー戦ではなんと黒星を喫します。

その影響もあってか2戦目以降は主戦場をミドル級へと移します。
この転級が吉と出て以降勝ち星を重ねデビューから4年の1992年に全米のミドル級タイトルを獲得。以降4度の防衛に成功します。

しかし世界タイトルを獲得するまでには時間を要しました。

1度目のIBF世界ミドル級タイトルマッチはのちにパウンド・フォー・パウンド最強の呼び声をほしいままにする名王者ロイ・ジョーンズ・ジュニアの前に判定負け。

2度目のIBF世界ミドル級挑戦も惜しくも引き分けでタイトル奪取ならずと足踏みをします。

しかし1995年30歳にして挑んだ3度目のIBF世界ミドル級タイトルマッチで7回TKO勝ち。
見事3度目の正直で世界王者に輝くとここから更なる快進撃が始まります。

なんとホプキンスはこのタイトルを20回連続で防衛。(その間にその他の主要団体WBA・WAC・WBOのタイトルも奪取し史上初の主要4団体統一王者になる偉業も成し遂げています。)
10年以上にわたりIBF世界ミドル級王者として君臨し続けたのです。

しかし2005年にシャー・メイン・テーラーに敗れタイトルをすべて失い、ダイレクトリマッチにも敗れてしまいます。このときすでに40歳。さすがに引退だろうと思いましたがホプキンスは違いました。

階級をデビュー以来のライトヘビー級に移すと元世界王者や現役世界王者とのノンタイトル戦に勝ち星を重ねます。

そして2011年にWBCの世界ライトヘビー級王座を獲得。
このときホプキンス46歳4か月で、当時世界タイトル獲得最年長記録だったヘビー級のジョージフォアマンの記録を更新します。

このタイトルは1度の防衛後陥落するものの2013年にIBFのライトヘビー級タイトルを獲得し、自身の持つ最年長獲得記録を48歳2か月に更新。

さらには201年に行われたWBA王者との統一選において勝利しIBF王座の防衛とともに、WBAのライトヘビー級タイトルも獲得。自身の持つ最年長獲得記録を49歳3か月に更新することに成功したのです。


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※井上尚弥選手も愛用のプロテインはザバス!

⓷ボクシング最強のオヤジチャンピオン ホプキンスが倒した名選手たち

さてここまでのホプキンスの戦績を見てひょっとしたら「対戦相手を選んで勝てる相手を選んできたからうまくやってこれたんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんね。

いっときの亀田兄弟ならばともかくこのホプキンスは違います。いままで下してきた対戦相手は名だたる名選手がたくさんいます。以下紹介していきます。

ケリー・パブリック

上述の通りテイラーとの2連戦に連敗したホプキンスですが、このパブリックはそのホプキンスが勝てなかったテイラーにKO勝利しミドル級王者となった選手です。

通常であれば、ホプキンスが勝てなかった選手にKOで勝ったパブリックが勝ちそうな感じがしますよね。
しかしふたを開けてみるとホプキンスが終始パブリックを翻弄。
ワンサイドの完勝でした。

ウィリアム・ジョッピー

日本人初のミドル級王者竹原慎二さんの初防衛戦の相手としても有名なジョッピー。
そんなジョッピーは卓越したスピードとスキルでミドル級王者として安定政権を築いた名王者でした。
              
そんな安定王者ジョッピーとの戦いはホプキンスがワンサイドで圧倒。見事勝利を飾りました。

フェリックス・トリニダード

2001年に幕を開けた世界王者によるミドル級最強決定トーナメント(今でいう井上尚弥選手が優勝したWBSSのようなものです)。

決勝に進んだホプキンスの相手は上述のジョッピーにKO勝ちし決勝に勝ち上がってきたプエルトリコの英雄トリニダードでした。

当時のトリニダードはオスカー・デラホーヤやデビット・リード・フェルナンド・バルガスといったスーパーウェルター級のスター相手に勝ち星を重ね満を持してのミドル級と勢いに乗っており圧倒的に2人の闘いはトリニダード優勢とみられていました。

しかしこれまたふたを開けてみるとホプキンスが老獪なテクニックで終始トリニダードを翻弄。
最終12ラウンドTKO勝ちで完全勝利をおさめました。

オスカー・デラホーヤ

オリンピック金メダリスト。
そしてボクシング史上初の6階級制覇王者のデラホーヤ。

端正なマスクから女性ファンも多く、まさに近年のボクシング界のスパースターといえるでしょう。

そんなスパースターのデラホーヤとの戦いはデラホーヤに勝る体格を駆使した先方で終始試合をコントロール。

そして迎えた9ラウンド。
一瞬のスキを突いたホプキンスのボディーショットが炸裂!!
見事のボディへのワンパンチでホプキンスがKO勝ちをおさめました。 
               

ロイ・ジョーンズ・ジュニア

全盛期時代はパウンド・フォー・パウンド最強の名を欲しいままにしたロイ・ジョーンズ・ジュニア。
ホプキンスの初めての世界タイトルに挑んだ相手でもあります。

このときは敗れてしまったホプキンスですが2010年に17年ぶりに再戦すると見事3-0の判定勝ちを飾ります。

自身がタイトルを失ったテイラーにはリベンジに失敗したホプキンスですが、ロイ・ジョーンズ・ジュニアには見事リベンジに成功したのでした。

⓸「ボクシング史上初の主要4団体統一王者は最強のオヤジチャンピオンことバーナードホプキンス!」まとめ

以上、「ボクシング史上初の主要4団体統一王者は最強のオヤジチャンピオンことバーナードホプキンス!」まとめでした。
史上初の4団体制覇という実績に加え50歳まで世界の第一線で永らく活躍したその実力はまさに最強のオヤジチャンピオンそのもの。

日本人でもこんな選手が出てきてほしいものですね。