先日から何回か元公務員という体験を踏まえ公務員試験や実際の仕事ぶりについて記事にしていますが今日は少し趣向を変えてハラスメント問題についてです。
公務員にかからわず民間企業においても職場では色々なハラスメントが横行していると思います。
そして外ならぬ私も職員によるパワハラ。そしてパワハラ人事と断言できる理不尽な人事に現役当時苦しめられた人間です。
私の場合約20年間勤務したのちに退職したのですが、入庁してから退職するまで職員や理不尽な人事に苦しめられました。
そんな自分の中で退職をほぼ固めていたあるときに➀同僚職員からの私に対する不当な圧力➁引っ越しをしない限りは片道2時間半以上かかるとされる長距離通勤をしなければいけない人事異動の内示がほぼ同時に起こりました。
そのとき私の中にどうせ退職するのだから最後にひと暴れしてやろうという気が起こりました。
こういったハラスメント問題は本来であれば職場の人事部門が相談窓口になります。
しかし今回その人事部門そのものが私に遠距離通勤を内示してきているわけであてになりません。
そこで国家公務員のハラスメントの番人ともいえる人事院にメールで直接告発を行いました。
今日はその時の体験談をまとめていきたいと思います。
私が受けた国家公務員によるパワハラ事例
私は採用当時から退職するまで職員個人そして組織による双方のパワハラに悩まされた人間です。
パワハラ事例を挙げればきりがありません。
そこで私人事院に告発するに至った事例のみをまとめていきます。
きっかけは私の隣の係の女性職員が別の係であるにもかからわず私の上司に私の仕事ぶりにケチをつけシフトを変更するように私の上司に要求してきたことでした。
そしてあろうことかその上司も職場長の指示を仰いだうえでシフトをその女性職員の指示通りに変更。
しかも私に何故シフトを変更することになったのかご丁寧に経緯まで説明しました。
私にケチをつけてきたという話を聞かされるだけでも不愉快なうえ、その事実を聞かされた上先方の意向に沿ったシフトを私に強要してくる・・・
まさに私にとってはパワハラそのものです。
しかも職場長はその事実を把握したうえでその女性職員に注意すらしませんでした。
私が受けた国家公務員組織によるパワハラ人事事例
そして隣の係の女性職員からのパワハラでかなり苛ついていたときもう1つ事件が起こります。
冒頭でお話しした引っ越しをしなければ片道2時間半ほどかかる遠距離通勤の異動の内示です。
以前横浜から大宮まで2時間通勤を1年ほど経験した話をしました。
その次の異動先が上述の女性職員によるパワハラを受けた職場なのですが片道1時間45分と少しは負担が減りました。
しかし訳ありの異動であまりに使えない職員がいてその職員の入れ代わりに私が赴任することになったのですが本来やるべき仕事を何もやっておらず3年分の仕事が手つかずの状態でした。
私はその後片づけ要因として異動させられたのです。
そしてそのたまっていた仕事を片付け(もっとも残業は一度もしませんでしたが・・・)やるべきことをやったにもかかわらず打診されたのが片道2時間半通勤となる内示でした。
しかもまた仕事をため込んでいた職員の後釜としてです。
もう次の異動先で退職を固めていた私。
タイミングよく理不尽なパワハラが重なったこともあり「どうせなら最後ひと暴れしてやる!」とハラスメントの番人である人事院へ告発することを思い立ったのです。
国家公務員のパワハラ・・・人事院への告発
人事院への告発は電話かメールにより受け付けています。私は電話ではうまく伝えられる自信がなかったので事の顛末を詳細にまとめたうえでメールにより相談を実施しました。
そしてそのメールを私にパワハラをした女性職員、その職員の指示に従いシフトを変更した上司、職場長、職場の本局の人事部門の課長、その人事部門を統括する総務部の部長、さらには局次長や局長に至るトップにまで転送して送り付けてやりました。
そこからの職場の対応はビックリするほど早かったです。
まず私にパワハラをした女性職員は号泣しながら謝罪。シフトを変更した上司も平謝り。さらには本局人事部門の課長が直接出向いたうえで口頭注意。
また私の遠距離通勤人事も白紙になり結局自宅から一番近い職場へと異動することになりました。
私の人事院への告発は大成功に終わったのです!
国家公務員のパワハラにお悩みの方へ!!人事院への告発を有効活用しましょう!!
公務員は非常にストレスがたまる職場です。
このストレスとどう対処していくかが仕事の能力よりも長く働くうえで重要となります。
私は相手の言うことに少しは合理性があるなら耐えることも必要かとは思います。
しかしまったく合理性がない場合まで耐える必要はないと思います。
自分がメンタルを病み病休になるリスクが高まるだけです。
私の場合はパワハラでしたがセクハラなどに悩んでいる国家公務員の方も多いのではないかと思います。
もし今現在そういったハラスメントにお悩みの方がいれば思い切って人事院へ告発することを強くお薦めします!!