サッカーの元日本代表選手、本田圭佑の移籍先の最新情報として「ブラジルボタフォゴと契約する可能性がある」とのニュースが流れました。
本田圭佑選手といえば日本人選手としてワールドカップで最多得点記録となる4ゴールを記録(3大会連続のゴールとアシストを記録)。またクラブチームにおいてもCSKAモスクワ時代にはヨーロッパチャンピオンズリーグでベスト8に進出。その後あのイタリアの名門ACミランで背番号10を背負うなど活躍し、ロシアワールドカップで代表引退を表明。そして現在はオーバーエイジ枠で東京オリンピック出場を狙っていることが本人の口から明らかとなっています。
そんな本田選手ですが現時点では所属のチームが決まっておらずフリーの状態が続いております。先日オランダのフィテッセに入団したものの2か月弱で電撃退団したのは記憶に新しいところだと思います。さてそんな本田選手の移籍先として突如浮上したこのボタフォゴですが一体どんなクラブなのでしょうか?
目次
ブラジルの超名門クラブ ボタフォゴとは
ボタフォゴFR (通称ボタフォゴ ) は、1894年に設立されたブラジル・リオデジャネイロ州リオデジャネイロを本拠地とするサッカークラブです。 ブラジル全国選手権優勝1回、リオデジャネイロ州選手権においては優勝20回をきろくするなどブラジルの超名門クラブです。
同じリオデジャネイロを本拠地とするクラブチームである、フラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマとはボタフォゴを含め、リオのビッグ4と呼ばれ、これらのチームとの対戦はクラシコと呼ばれる。
ではそんなボタフォゴですがいままでどんな選手が所属していたのでしょうか?見ていきたいと思います。
過去にボタフォゴに所属した有名選手➀・・・クレランス・セードルフ
元オランダ代表サッカー選手で現役時代のポジションはミッドフィールダー。 クラブチームにおいてはアヤックス、レアル・マドリード、ACミランと異なる3つのクラブでUEFAチャンピオンズリーグ優勝を経験した唯一の選手です。またこれら3チームで3つのリーグ(オランダ、スペイン、イタリア)制覇も果たしました。
オランダ代表においても1998年フランス大会にてベスト4進出を果たしています。
2012年に長らく過ごしたACミランを退団後(ACミランには2002-2003年シーズンから在籍)に奥様の母国であるブラジルのボダフォゴに移籍を果たしました。
過去にボタフォゴに所属した有名選手➁・・・ガリンシャ
ブラジルの元サッカー選手。現役時代のポジションはフォワード(右ウイング)。 サッカーブラジル代表においては2度のワールドカップ制覇に貢献した20世紀最高の右ウイングの一人。1962年大会ののワールドカップでは優勝とともに4得点を挙げ得点王も獲得しました。
選手時代はトリッキーなドリブルの技術で注目を集め、サッカーの王様ペレと並び称された存在でしたが晩年はアルコール依存症を患い、肝硬変により49歳の若さで亡くなりました。代表では通算50試合で12ゴールを記録しました。
過去にボタフォゴに所属した有名選手⓷・・・ベベット
ブラジルの元同国代表サッカー選手でポジションはフォワード。1989年度の南米年間最優秀選手。 ブラジル代表で1994年のワールドカップアメリカ大会ではロマーリオと2トップを組み決勝までに3ゴールを記録。盤石の強さでブラジルの4回目の優勝に貢献しました。1998年ワールドカップフランス大会にも出場し3ゴールを挙げ準優勝に貢献しました。代表では通算75試合で39ゴールを記録しました。
また2000年には日本の鹿島アントラーズでもプレーしました。(通算8試合1ゴールとふるわずわずか4か月で退団と残念な結果に終わりました)
おまけ(歴代監督)・・・オズワルド・オリヴェイラ
2000年にブラジルの名門コリンチャスを率いて同年のFIFAクラブ世界選手権優勝を果たします。その後2007年より鹿島アントラーズの監督に就任し、就任1年目でJリーグ優勝、さらには天皇杯も制し2冠を達成します。2008年、2009年もJリーグ優勝を果たし鹿島にJリーグ史上初となる3連覇をもたらしたのは記憶に新しいのではないでしょうか?
そんなオリヴェイラ監督ですが鹿島を退団後の2012年から1年間ボタフォゴの監督を務めています。
今日は本田圭佑選手の所属先となるかもしれないブラジルの超名門サッカークラブボタフォゴについてまとめてみました。