現在週刊プレイボーイにて連載中のキン肉マンですが毎回毎回激アツの展開が繰り広げられており往年のファンにはたまらない状況となっております。とく超人同士の戦いが面白いのはもちろんのこと、王位争奪編までのキン肉マンやその後連載されたキン肉マン二世においても詳細が語られることのなかった完璧・超人・正義の三大勢力誕生の経緯、悪魔将軍誕生の細かい経緯そして謎の存在であった超人閻魔についてその詳細が語られるなど今まで謎とされていたことが次々と明らかにされています。
またいままでのキン肉マンは数々の矛盾点がありそれを「ゆで理論」として片付けられてきましたが今回の王位争奪編以降の話はストーリーに整合性があり次々と明らかにされていく謎がストーリーに重みをもたせている点もあり目が離せません。
そして今回、今連載中のサタン篇にて謎の存在とされていたサタンが登場しその正体が明らかにされようとしています。連載が開始されてから41年経ったこの令和の時代において、いままでシルエットとしての登場しかなかったサタンが実体化した姿で描かれた際は私のようなオールドファンはもちろんネットが騒然としました。(実体化した姿に賛否両論渦巻いていますが個人的にはキン肉マン2世に登場したイケメンキャラであるマルスことスカーフェイスに似ていて悪の親玉らしく威風堂々としたカッコイイビジュアルだと思いましたが・・・)
今現在は完璧超人始祖のジャスティスマンとの戦闘中で必殺技サタニックソウル・ブランディングを繰り出すものの全くジャスティスマンにダメージを与えておらず「サタン弱い」などとの意見も多々見られますが、ジャスティスマンが「何故いまこのタイミングで実体化した?」と疑問に思っているようにきっとここから話は思わぬ展開へ向かうのではないかと予想されます。
さてそこで今回はこのサタンについて特集したいと思います。
目次
王位争奪編までにおけるサタン
初登場は7人の悪魔超人篇。キン肉マンと戦闘中のバッファローマンに憑依し火事場のクソ力を吸収しようとするもののあまりのパワーの前に吸収しきれず敗れます。(その後バッファローマンの憑依を解いたのちにバッファローマンを処刑。)
その後悪魔超人の親玉という絶対的なポジションにもかかわらず出番はありませんでした・・・・ちなみにアニメではロビンマスク役の郷里大輔さんが声優を担当しました。
キン肉マン2世におけるサタン
究極タッグ篇においてベスト4が出そろった段階で時間超人により召喚されるかたちで出現する。そしてキン肉マンに呪いをかけるもその後「もはや用なし」とばかりの時間超人たちの攻撃を受け消滅しました・・・ちなみにサタンのシルエットを見たミート君は「悪魔超人最強と呼ばれたあの悪魔将軍でさえ サタンの威光の前にはただのあやつり人形にすぎない」などと発言していますが散々な退場の仕方でした・・・
サタン篇におけるサタン
そして今回のサタン篇において満を持してサタンが登場します。王位争奪編でキン肉マンチームを苦しめたオメガマンの兄アリステラらオメガ6六鎗客と手を組み彼らに地球を襲撃させる傍ら、自らは正義超人・悪魔超人・完璧超人のほとんどを封印してしまいます。そしてアリステラと手を組んだのはそのアリステラに火事場のクソ力を身に着けさせたうえで体を乗っ取りそのうえで超人閻魔を倒して世界を奪うことだということが明らかにされます。
しかしアリステラはソルジャーことアタルに敗北したため、自ら粛清をすべく実体化しリングイン!手負いの状態とはいえアリステラとアタルを圧倒します。そこにジャスティスマンが登場しただいま戦闘中という流れになります。
実体化の謎・・・
上述の通りジャスティスマンも疑問に思っているように今までは粛清の際にはシルエットのままでもたやすく実行してきました。事実バッファローマンやアリステラに対しても当初はシルエットのまま口から針のようなものを飛ばして処刑を敢行しています。(アリステラはマリキータマンの身代わりによりこの一撃は逃れることができた)
その後なぜ敢えて実体化したのか?ここに何か大きな伏線がありそうですね。そしてこの謎が明らかになったときジャスティスマンとの戦いの展開も大きく変わりそうな気がします。
今後の展開に要注目です。今日はキン肉マンにて長年謎の存在とされていたサタンについてまとめてみました。