群馬・茨城・栃木県といった北関東地区で畜産農家から豚や牛が持ち去られる事件が相次いでます。
 持ち去られた家畜総数は800頭以上。
 被害総額は3000万円を超えています。
 一体誰が何のために犯行を行っているのかなど謎が多い今回の事件に迫りたいと思います!

北関東家畜持ち去り事件概要

上述のとおり判明している持ち去り被害総数は800頭以上かつ被害総額は3000万以上の今回の事件。
 その内訳を県ごとに見ていきましょう。

群馬県‥豚約680頭、牛2頭、鶏28羽
   →被害総額約2420万円

栃木県‥牛6頭→被害総額275万円

茨城県‥豚1頭→被害総額23万円

埼玉県‥豚約130頭→被害総額約325万円

 このように群馬県での被害が群を抜いており、中でも前橋市北部地域での被害が深刻のようです。

持ち去られた家畜は?

 被害総数の内訳を見ると豚の頭数が群を抜いていることもわかりますよね。

 実は豚は牛において導入されている個体識別番号が
記された耳標の制度が義務づけられていません。

 牛の場合この耳標がないものは市場に出せず、もしつけたまま出荷した場合その番号から盗品であることがバレてしまいます。

 豚の場合このリスクがないため圧倒的に持ち去りのターゲットとして狙われているのではないかとされています。

家畜持ち去り事件。目的は?

 では犯人の目的は一体何なのでしょうか?

 実は被害に遭った家畜のほとんどが子豚・子牛とのことなのですが、豚も牛も子どもの場合脂身が少なく国内での需要は非常に少ないそうです。

 盗まれた頭数が800頭以上と多いため犯人が自分の食事用にしているということも考えにくいですよね。
 
 かといって販売しようにも需要がないということでますます犯行の目的が何なのか?

 疑問は深まるばかりです。

北関東家畜持ち去り事件まとめ

 以上今大変騒がれている北関東家畜持ち去り事件についてまとめました。

 一刻も早い事件解決を祈りたいと思います。