国家公務員のボーナスは期末手当と勤勉手当という2つの手当ての合計額です。。
 このうちの勤勉手当については先ごろ今年の冬のボーナスでは人事院勧告で0.05か月分引き下げることが勧告されたのが大きなニュースとなり聞いたことがあると言う方も多いのではないでしょうか。

 さてこの勤勉手当。
 年功序列の公務員の世界に置いて唯一と言ってもよい成果主義が導入された制度と言えるかもしれません。
 しかし職員が優秀だからといって必ずしも勤勉手当が多く支給されるとは限りません。

 今回は元国家公務員だった経験を踏まえ「国家公務員ボーナス 勤勉手当は優秀な人ほど多いとは限らない!」についてまとめたいと思います。




国家公務員ボーナス 勤勉手当算出の第一歩は直属管理職の能力評価

 まず、勤勉手当を算出するにあたりその第一歩として行われること。
 それは各職員が各々の業務目標を定めそれを直属の管理職に提出することから始まります。

 そして一定期間経過後に自分が掲げた目標に対してどれだけ達成することができたのか自己能力評価をまとめ管理職に申告。その後管理職と面談を行います。

 この面談において自分の掲げた目標に対しての管理職の能力評価が言い渡され、その評価が職場本部の人事部門へ送られるという流れです。

国家公務員ボーナス 勤勉手当は評価の違いで差は意外と大きい!

 さて職場本部の人事部門では各職場の管理職が作成した職員の能力評価表をもとに全職員を品定め。
 当然のごとく成績優秀者には勤勉手当が多く支給されます。

 ところでこの成績優秀者とそうでないものの勤勉手当の金額の違いですが「どうせ年功序列の公務員のことだから微々たる差しかないんでしょ?」と思ってらっしゃる方が結構多いのではないでしょうか?

 結論から言うと結構差は大きいです。

 私のかつての後輩で歳が5歳ほど離れた非常に優秀な職員がいたのですが、私と同学年同い年の職員よりもボーナス額が多かったということがありました。

 このようにボーナスにおいては5歳差ほどの年齢差であれば高い能力評価を勝ち取り多くの勤勉手当を勝ち取ることで大逆転も夢ではないのです。

国家公務員ボーナス 勤勉手当の評価は結局は人事トップの好き嫌いがモノをいう

 さてこのように直属の職場管理職から優秀な評価をうけその評価通り職場本部の人事部門が優秀である旨選別してくれれば多くの勤勉手当を勝ち取り年上職員より高額のボーナスを勝ち取ることも夢ではありません。

 しかしこのブログでたびたび記事にしている通り私は現役公務員時代たびたびダメな職員ともめ事を起こす人間で上層部から非常に睨まれていました(笑)

 あるとき職場管理職との面談で最高評価をもらっていたにも関わらず年下職員よりボーナス額が下だったということがありました。

 ちなみに直接職場本部の人事トップに「何故最高評価を受けていたにも関わらず自分より年下職員よりボーナス額が下なのか?」と確認したところ「我々の判断では総合的に判断した結果通常の評価として処理をした」とのなんともそっけない答えが返ってきました。

 ・・・要は成果主義と言っても結局は人事トップの好き嫌いが最終的にはモノをいうわけです(笑)

国家公務員ボーナス 勤勉手当は優秀な人ほど多いとは限らない まとめ

 以上、「国家公務員ボーナス 勤勉手当は優秀な人ほど多いとは限らない」についてまとめました。
 私は組織と言うものが・・・特に公務員組織と言うものは体質的に合わない人間でしたので直属からは優秀と言う評価でも上層部でそれを覆されるという公務員人生の連続でした。

 これから公務員を目指し定年退職しようと思っている方。
 また現役公務員で定年まで歯を食いしばって頑張るつもりの方。

 私のようにならないことを祈っています(笑)