ここのところ毎日目や耳にするといっても過言ではない公務員のパワハラ関連のニュース。
 一昔前までならば日本人特有の「耐え忍ぶ」ということが美徳とされていたこともあり、あまりネットニュースなどで見かけることはなかったものの最近ではパワハラを行っていた加害者がしっかりと裁きとして懲戒処分を受けその後退職金欲しさのためか依願退職するという事例が格段に多くなっている印象を受けます。

 そんななか今日1月22日に愛知県警の熱田署でおこったパワハラ懲戒処分が大きなニュースとなっています。




公務員のパワハラ・・・愛知県警で加害者が懲戒処分からの依願退職へ

 今回停職3カ月の懲戒処分を受けたのは愛知県警熱田警察署・地域課の男性巡査長(41)。

 その理由はというと昨年11月15日の午後7時ごろに名古屋市熱田区内の交番で同じ交番に勤務する20代の男性巡査に指導と称して弾倉から弾を抜いた拳銃の銃口を向けたという信じがたいものでした。

 男性巡査長曰く「指導にインパクトを持たせるために拳銃を抜いた」とのことですが、いくら弾を抜いてあった状態とはいえさすがにこれはやりすぎですよね・・・
 いきすぎた指導の被害に遭った20代の男性巡査がハラスメントの被害に遭ったとして怒りを覚えるのももっともですよね。
 男性巡査長は22日付で依願退職したようですが最高の復讐を果たせたといったところではないでしょうか?

公務員のパワハラ・・・愛知県警懲戒処分ニュースのネット上の意見まとめ

 ではここで今回の愛知県警のパワハラ指導に対する懲戒処分ニュースについてのネット上の意見をいくつか紹介したいと思います。

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・後輩へのパワハラは定期的にニュースになりますね。
大量のハンバーガーを食べさせたり、模擬ナイフのはずが本物で後輩を刺して指導したり

 志望者が減るのは必然
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・たとえ弾倉を抜いていても、このように拳銃の銃口を人に向ける行為は許されない。警官失格であり、辞職は当然。
 さらに、辞めた後おかしな道に進まないか心配。
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・建前は依願退職で実は強制退職 ま、首ということね 役人は退職金貰えていいね
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・41歳の巡査長。
 指導にインパクトを持たす為に拳銃を抜いたとの訳のわからない言い訳。
 依願退職か・・・恵まれているな。
 懲戒免職にすべき!
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ほんと、愛知県警は狂ったやつが多い。
そりゃ、くさった組織になるわな。

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公務員のパワハラ・・・愛知県警と関東運輸局の対応の違い

 さて上述のように今回の愛知県警のニュースを受けネット上では加害者に対して「処分が甘すぎる」「依願退職ではなく懲戒免職にすべき」というこの手のニュースではお決まりのコメントが多数見受けられました。

 しかしこの事件が起きたのが昨年の11月。
 すなわちことが発覚してから2か月というスピードで懲戒免職ではないものの懲戒処分を下した愛知県警の対応は素晴らしいと思います。

 このブログ内で公言している通り私は元K運輸局という国土交通省の出先機関で勤務していた元国家公務員。
 そしてかつて受けていたパワハラについて現役のK運輸局職員と協力して半年ほど前から告発を行っています。

 かつて私の上司で現在は国土交通省の大臣官房運輸安全管理監付運輸安全調査官として勤務しているF田一弥という職員から約2年壮絶なパワハラを受けていました。

 愛知県警では弾を抜いた拳銃がパワハラに使用されましたが、私の場合はカッターやハサミを机に投げつけられるといったパワハラが数えきれないほど繰り返されました。(もちろん暴言や誹謗中傷は当たり前です。)

 そのF田のパワハラにつき告発を行っているのですが ・・・対応が遅い遅い。
 愛知県警が2か月で懲戒処分を下したのに対しK運輸局人事課の対応は半年以上経過したにもかからわずいまだになんら動きはなし。

 先週進捗伺いのメールを送信したところ「業務多忙につきまだ何も手を付けていない」というあきれ返る返信が届きました。

2か月と言う短期間で懲戒処分を下す愛知県警。
 かたや半年以上たっても何ら対応せずあわよくばこのままなかったことにしようとするK運輸局人事課。
 ネット上では上述の通り愛知県警の対応を批判するコメントがほとんどでしたがむしろ賞賛されるべきものなのではないでしょうか?

 以上、「公務員のパワハラ 愛知県警で加害者が懲戒処分からの依願退職へ」についてまとめました。