今年からしばらくはコロナ不況の影響もあって公務員を志望する学生が増加するのではないかと予想されます。
 とくに最近大手企業が冬のボーナスを見送ったのに対し国家公務員は勤勉手当が0.05か月分の減少にとどまったというニュースが大きく報じられましたがこういったニュースも公務員志望者増加へ拍車をかける要因になるのではないかと勝手に思っています。

 さてそんなかつてないほどの人気職となりそうな公務員ですが一口に公務員と言っても様々な職種があります。
 今回はそんな公務員の中でもおすすめの職種についてまとめたいと思います。




公務員は職種選びに失敗するとすぐにメンタルを病み退職することになる

 公務員を志望する人は多くに2分されます。
 1つは「外交をやりたい」「医療業務に携わりたい」など具体的な確固たる希望職種を持っている人。
 もう1つは「とにかく不況なのでなんでもいいから公務員になりたい」という人です。

 私の経験上後者の人はせっかく公務員試験に合格してもすぐに退職する人が多いです。
 実際私が公務員時代あった事例として入庁して1週間で職場に来なくなりそのまま1月目で退職した・・・
 それも今話題の退職代行業を利用しての退職だったということがありました。

 では何故せっかく高倍率を勝ち抜いて手にした公務員の座を放棄するのか?

 それは公務員の仕事は職種によっては「これ何の意味があるの?」と思わざるを得ないものが多く、さらにはその業務について覚えなくてはいけないことが山のようにありバカバカしくなってしまうことにつきます。
 そこへこのブログでも度々記事にしているとんでもパワハラ上司と同じ職場になってしまった日にはたまったものではありません。

 メンタルを病みそのまま退職となるのです。

公務員おすすめ職種は登記・登録関係

 では数ある公務員の中でかつて国家公務員だった経験上おすすめの職種はどこなのか?
 ・・・それはズバリ所有権の公証業務を行う登記・登録関係の職種です。

 何故か?

 まずこれら登記・登録関係業務は大前提として日常生活に密接に絡む要素の強い法律である民法の知識を必要とします。
 相続や遺言・遺産分割などは生きていれば皆必ずいつかは通る道ですよね。
 こういった知識を公務員として働きながら・・・すなわちお金をもらいながら身に着けることができるのです。
 
 また民法以外にも会社法や民事訴訟法などの知識も要求される場合も多いためそういった法律まで足を延ばせば法律家顔負けの知識を身に着けることができるのです。

登記・登録関係業務を公務員のお薦め職種にするもう1つの理由

 さてこのように生活に役立つ法律の知識を働きながら学ぶことができるため登記・登録関係業務を公務員のお薦め職種に推すのですが、実はもう1つのおすすめ理由があります。

 それは民法や民事訴訟法などの法律は参考書やネットなどを駆使することでいくらでも自習でき個人の努力でレベルを上げることができるということです。

 これまた私の体験になりますが私は司法書士試験用の全科目のテキストを読み漁りレベルを上げ法律に関係するところであれば無敵状態でした。

 ところがこれが職種によってはこういうわけにはいきません。
 通達と言う業務マニュアルを読み込まなくてはいけないのですがこれが長いうえにわかりにくい文章できっと公務員に初めてなった方は面食らうことでしょう。
 そして上司や同僚に嫌な奴がいたならば罵声を浴びせられながらも聞かなくてはいけないのです。

 しかし登記・登録関係業務であれば嫌な上司や同僚を自分の努力次第で容易に追い抜くことが可能なのです。

公務員おすすめ職種は登記・登録関係まとめ

 以上。「公務員おすすめ職種は登記・登録関係」についてまとめました。

 私は組織に嫌気がさして公務員をやめた人間ですが自動車の登録業務自体は非常にやりがいを感じていました。
 是非これから公務員を志望される方で「なんでもいいから公務員に!」と言う方に登記・登録関係業務を強くおすすめしたいと思います。