今日は公務員試験合格の必須アイテムである過去問集等の問題集について書いていきたいと思います。公務員試験の筆記試験は勉強して過去問等を解くという作業の地道な繰り返しが合格のカギです。しかし私が受験生時代しばしば感じていたことでもあるのですが「これは所詮過去問。本試験にこの問題が出るわけではないんだよなぁ・・・問題が解けるようになったのは嬉しいけど、なんだか微妙な気分だなぁ・・・」という気持ちになってしまう受験生の方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?特に受験生という立場は必要以上にナーバスになるためついつい弱気に陥りがちですよね。しかし過去問が解けるようになったということはそれだけ地力がついたことの証であり、また過去問からも意外と本試験に出題されることもあるのです。

 今日はそんな公務員試験問題集について私の本試験における体験談を踏まえながらいろいろと書いていきたいと思います。




私が使用していた公務員試験問題集

 今はあるかわからないのですが、教養試験・専門試験ともに大手公務員予備校であるLECさんが出している過去問集のウォーク問を、そして法律などの専門科目については、これまた大手法律系資格学校の早稲田セミナーさんの過去問集+早稲田セミナーさんのオリジナル問題集がミックスされた問題集を組み合わせて学習していました。

 私の場合ウォーク問の過去問集については早い段階でほぼほぼ100%解けるようになったのですが、時間的に少し余裕があったこともあり、もう少しレベルの底上げをしたいと思い、何かいい問題集はないか本屋に探しに行ったところ早稲田セミナーの問題集に出会いました。好感触を得た理由は2つ。まず1つはオリジナル問題が入っており中弛みしていたときにちょうど良かったこと、そして2つ目は問題に対する解説が素晴らしくこの解説に書いていることを今まで覚えたことにプラスして覚えることで確実にレベルの底上げにつなげることができるという確かな感触をつかんだからです。

本当にそんなことが?本試験で起きた奇跡

 さて、上述のように私の場合2つの過去問集を組み合わせて勉強をし、その結果政治学と憲法については絶対的な武器とすることに成功した実感がありました。そして本試験を迎えたわけですが、国家公務員試験で奇跡といってもいいくらいの信じられない出来事が起こりました。

 なんと憲法、政治学で選択肢として出題された肢のほとんどがLECウォーク問題及び早稲田セミナーの問題集でみたことのあるもので、中には早稲田セミナーのオリジナル問題で正解とされた肢がそのまま本試験問題の正解肢となっている問題さえありました。

 本当にこのときは「今までやってきたことは無駄ではなかった」と強く実感するとともに本試験中でありながら「してやったり」という気持ちからニヤニヤがなかなか止まりませんでした。実際にこの政治学・憲法については各々7問中6問正解しかなり得点を稼ぐことに成功しました。そしてほとんどの問題が見たことのある物ばかりだったので時間的にも早く正解を導き出せたため時間的にも大きな余裕ができ他の科目に落ち着いて臨むこともできました。

 特に私の場合ですが国家公務員試験は専門科目にも英語で2科目選択できるという点に着目して「どうせ教養試験の文章理解でも英語の読解問題が出題されるのだから、英語も重点的に勉強を行うことで教養試験かつ専門試験科目対策につながり一石二鳥」という考えのもと英語も徹底的に勉強していました。しかしながら本試験で出題される英文はそこそこの長文なのですがこの長文にゆとりをもって臨めたというのも非常に大きかったです。結果的に英語も7問中5問と7割以上正解することに成功しました。

 そして最後序盤で勢いになることに成功したことで運さえも味方につけることに成功しました。わからなかった問題に勘で答えたところも半分以上が正解していたのです。

 私個人の狭い体験談になりますが本当に公務員試験において問題演習は合格のカギです。知識の習得にもつながるうえ運が良いとまるまる本試験に出題されるということもあり得るのです。
 私の場合はLECウォーク問と早稲田セミナーの問題集が合格の決め手になりましたが、受験生の方々も是非自分に合った問題集を見つけて勉強に励んでくださいね。