ワールドカップを3度そして直近のユーロ大会も制したサッカーイタリア代表が先の北マケドニアとの試合に敗戦しカタールワールドカップの予選落ちが決まりました。
前回のロシア大会に続いてのまさかの2大会連続の予選落ちとなってしまったイタリア代表・・・
今後復活を遂げるのかそれともこのまま失墜してしまうのか?
非常にその行方が気になるところです。
さてかつてイタリア同様世界でも超のつく強豪国でありながら現在ではその見る影もなくなったとある国があります。
今日はそのとある国についてまとめていきたいと思います。
目次
➀サッカーイタリア代表 輝かしい成績を振り返る
まずはサッカーイタリア代表のこれまでの輝かしい成績を振り返りましょう!
主要国際大会のワールドカップそしてワールドカップ以上のハイレベルな大会という意見もあるユーロ大会ともに優勝経験があります。
・ワールドカップ優勝4回(1934・1938・1982・2006)
・ユーロ大会優勝2回(1968・2021)
ちなみにワールドカップで優勝を3回以上成し遂げた国は5回のブラジルそしてイタリア同様4回のドイツと3つしかありません。
またFIFAランキングもこれまでに8つの国しか獲得したことのない1位の座に君臨したこともある言わずと知れた超サッカー大国です。
➁サッカーイタリア代表 最近のワールドカップの成績は日本代表以下
そんなイタリア代表ですが・・・2006年ドイツ大会に優勝して以降の大会では信じられないほどの低迷ぶりが目立ちます。
かつては最低でも決勝トーナメント進出は当たり前といったイタリア代表ですが・・・2010年南アフリカ大会以降は日本代表よりも成績が下なのです。
2010年南アフリカ大会でのイタリア代表
前大会優勝国として迎えた南アフリカ大会。
グループFに入ったイタリアはパラグアイ・ニュージーランド・スロバキアと同じ組になりました。
この組を見て多くのサッカーファンは「イタリアは組に恵まれた」と思ったものです。
初戦となった南米の古豪パラグアイとは1-1の引き分け。
しかし残り2か国は明らかな格下だったため余裕で決勝トーナメントに進むことは間違いなしと思われていました。
ところが第二戦のニュージーランド戦でまさかの1-1の引き分け・・・
そして第三戦のスロバキア戦を2-3で落とし最終戦績2分け1敗と言うまさかの結果でグルプリーグ再開での敗退となってしまったのです。
ちなみにこの大会日本は上述のパラグアイにPKで敗れたものの本田選手の活躍でベスト16に進出しています。
2014年ブラジル大会でのイタリア代表
全大会でまさかのグループリーグ最下位という結果に終わったイタリア代表。
2012年のユーロ大会では準優勝を果たしこのブラジル大会では復活が期待されていました。
本大会ではグループDでイングランド・コスタリカ・ウルグアイと同じ組。
今大会屈指の死の組に入ることになったイタリア代表。
初戦のイングランドの対戦を2-1で制し勢いに乗るかと思われました。
しかし第二戦のコスタリカ戦を0-1で落とすと第三戦のウルグアイ戦も0-1で落としまさかの2連敗・・
こうして2大会連続でのグループリーグ敗退(3位)となってしまったのでした。
そしてこのブラジル大会以降ロシアそしてカタールと2大会連続で本選出場すらできないという信じられない状況になっているのです。
⓷ワールドカップに出場すらできないイタリア代表は第2のハンガリーとなってしまうのか?
さてこのようなイタリア代表の現状をみるとついこのままイタリア代表がとある国のように転落してしまうのではないかという考えがよぎってしまいます。
そのとある国とはハンガリーです。
あまり知られていませんが(特に若い世代の方は「信じられない」という方も多いと思いますが・・・)このハンガリーと言う国。
かつてはイタリアのように超のつくサッカー強豪国だったのです。
まずはその輝かしい戦績をご紹介しましょう。
サッカーハンガリー代表の輝かしい戦績まとめ
・ワールドカップ準優勝2回(1938・1954)
・ユーロ大会 3位(1964)
・オリンピック優勝3回(1952・1964・1968)
このようにかつてはヨーロッパ最強との声が高かったハンガリー代表・・・
しかし1956年に起きたハンガリー動乱によりチームは崩壊・・・主力選手たちが相次いで西側諸国へと亡命してしまったため一気にサッカー大国としての地位から転落することになります。
そしてそんなハンガリーが最後にワールドカップに出場したのは1986年のメキシコワールドカップ・・・以降は予選落ちが続いています。
⓸「サッカーイタリア代表2大会連続ワールドカップ予選落ちで第2のハンガリーとなってしまうのか?」まとめ
以上「サッカーイタリア代表2大会連続ワールドカップ予選落ちで第2のハンガリーとなってしまうのか?」についてまとめました。
イタリアはハンガリーのように国内で動乱が起きて有力選手が流出してしまったということはないのですが・・・2006年に発覚したカルチョスキャンダル以降世界最高峰と言われたセリエAのレベルの衰退が顕著です。
この国内リーグの衰退が代表チームにも影響しているのは間違いないと思うのですが・・・
まさかの2大会連続でのワールドカップ予選落ちの現状から見事な復活を果たすことはできるのでしょうか?
これから要注目と言えそうですね!