サッカーカタールワールドカップの組み合わせが終わり日本が入ったグループEが死の組だとする声が多く聞かれます。
おそらく「日本終わった」という意味での死の組という表現が使われているのではないかと思われますがこの言い回しには違和感があります。
今日は本来の死の組の意味に言及しつつ現在の出場が32か国となったフランスワールドカップ以降の過去の大会でダントツの死の組をご紹介したいと思います。
目次
➀カタールワールドカップ 日本はスペイン・ドイツと同じグループE
すでにご存じの方も多いと思いますがカタールワールドカップで日本はスペイン・ドイツと同じグループEに入りました。
・スペイン
・ドイツ
・コスタリカORニュージーランドのプレーオフ勝者
ワールドカップを制覇した経験のあるスペインとドイツと同じ組に入り予選突破をほぼ絶望視する声が大多数・・・「日本は死の組に入った」とするコメントがよく見受けられます。
➁『死の組』の本来の意味はどこが勝ち上がるか読めない実力伯仲同士という意味
さてこの『死の組』という言葉・・・
日本には決勝トーナメント進出の可能性がなくなったという意味で使われているのをよくみかけますがこの死の組と言う言葉の本来の意味は全くその意味するところが違います。
死の組の本来の意味は強豪同士が集中する実力伯仲の組という意味です。
現時点でグループEはコスタリカとニュージーランドのどちらが勝ち上がるか未定ですがどちらにせよこの勝者と日本はまだまだ世界的に見てサッカー強豪国ではありません。
そのため今回日本が入ったグループEは本当の意味での死の組ではありません。
⓷過去のワールドカップでの本当の意味での死の組は?
さてではこの本当の意味での死の組ですが・・・
個人的に現行の出場国が32か国となった1998年のフランスワールドカップ以降でダントツに印象に残る組があります。
それは2014年のブラジルワールドカップでのグループDの組です。
以下その組み合わせです。
なんとコスタリカ以外の3か国がワールドカップ優勝経験のある強豪が集結するというとんでもない死の組となったのです。
「こんな組が実現するなんて・・・」と当時は思ったものです。
しかしこの組の最終結果はもっと意外なものでした。
⓸サッカーワールドカップ 勝負はやってみなければわからない!
このブラジルワールドカップグループD。
おそらくほとんどの方はコスタリカ以外の3か国のうちどことどこが決勝トーナメントに進めかと考えていたと思います。
ところがふたを開けてみるとこの死の組を1位で突破したのはコスタリカでした!
ウルグアイとイタリアに勝利し最終戦のイングランドとも引き分け見事2勝1分で堂々の1位突破を果たしたのです。
この大会でゴールキーパーのケイロス・ナバスがブレイク。
この勢いのまま同国初のベスト8という大進撃を見せてくれたのです。
ちなみに2位突破したのはウルグアイ。
ヨーロッパの誇る2強がそろって予選落ちと言うまさかの結末でした。
⓹「ワールドカップ 日本のグループEは死の組?過去にあったとんでもない死の組は?」まとめ
以上「ワールドカップ 日本のグループEは死の組?過去にあったとんでもない死の組は?」まとめでした。
おそらくニュージーランドとのプレーオフを制し本選に出場するのはコスタリカと予想していますが・・・
彼らは本当の意味での死の組を突破した経験があり決して侮れません。
また快進撃がみられるかも・・・
そしてそれは相対する日本も同じことが言えます。
日本の快進撃・・・見てみたいですよね。