昨日の話になってしまいますが令和のキャッツアイ逮捕として、歌舞伎町のホスト相手に窃盗を行った疑いで自称風俗嬢の西川菜々容疑者(25)と無職の長野芹菜容疑者(22)が逮捕された旨のニュースが報じられました。

 2019年11月から2020年1月までの3か月の間に歌舞伎町ホスト相手に6件の窃盗事件を起こし、被害総額は、現金約1600万円、高級ブランドの腕時計や指輪など約1400万円、合計約3000万円にものぼるそうです。

 ちなみに「令和のキャッツアイ」というのは捜査関係者が言い出したようですね。私のようにリアルタイムで原作を見ていた人間からするとそもそもキャッツアイは3人組なのになぜこの2人に対して令和のキャッツアイなどと名付けたのか意味が分からないわけですが・・・

 しかし私のような中年はともかく今の若い世代の方は知らない方がほとんどなのではないでしょうか?そこで今日は原作のキャッツアイについて書いていきたいと思います

キャッツアイとは

 美術品を狙う美人三姉妹怪盗グループ、キャッツアイと、彼女らを捕まえることに執念を燃やす若い刑事・内海俊夫との対立に、キャッツアイのメンバーという正体を隠しながら内海と交際を続ける来生瞳と俊夫の恋の行方も織り交ぜ描かれたラブコメディー作品です。
 
 読切作品として週刊少年ジャンプで掲載された『キャッツ♥アイ』を元にして連載が開始。1981年40号から1984年44号まで連載された北条司さんの連載デビュー作にして出世作です。北条さんはシティーハンターでもおなじみですよね。単行本はジャンプ・コミックスより全18巻にわたり発売。その後も根強い人気を誇り1994年には愛蔵版、1995年から1996年には文庫版として共に全10巻で発売されており、2005年から2006年には『CAT’S♥EYE COMPLETE EDITON』としてカラーページが再現されている完全版が徳間書店より全15巻で発売されています。

キャッツ・アイこと来生三姉妹とは

 来生三姉妹は長女の来生 泪(きすぎ るい)、次女の来生 瞳(きすぎ ひとみ)、三女の来生 愛(きすぎ あい)の3姉妹で、喫茶店キャッツアイのオーナー。
 裏の顔はミケール・ハインツというヨーロッパの画家(実はこのミケール・ハインツはキャッツアイの実父)の絵画や美術品を主に狙う怪盗「キャッツアイ」。

実写版でキャッツアイを演じたのは誰?

 さてそんなキャッツアイですがいままで1988年にはテレビドラマとして、1997年には劇場版として2度ほど実写化されています。気になるキャストを見ていきましょう。

➀1988年テレビドラマ版

来生 泪 – MIE(ピンク・レディー)
来生 瞳 – 早見優
来生 愛 – 立花理佐

➁1997年劇場版

来生 泪 – 藤原紀香 
来生 瞳 – 稲森いずみ
来生 愛 – 内田有紀

キャッツアイの気になる最終回は?

 さて冒頭の通り令和のキャッツアイのほうは御用となってしまいましたが(笑)、本家キャッツアイの最終回はどうなったのでしょうか?

 内海には瞳がキャッツアイであることを知られてしまう(正確には自ら告白する)ものの逮捕はされませんでした。最後は渡米した来生三姉妹を警察を辞職した内海が追いかけて瞳と再会を果たすも、ウイルス性の脳炎により瞳はすべての記憶を失っておりもはや内海が誰かも分からない状態でしたが2人の思い出のオルゴールを聞くとあどけない笑顔を見せ回復の希望を見せたというほろ苦いハッピーエンド(?)でした。

 今日はキャッツアイについてまとめてみました。今思えば人数が合わないことはもちろんのこと、警察に捕まっている段階でキャッツアイではありませんね(笑)