富山第一高校サッカー部優勝キャプテン大塚翔の現在は？

日本の高校スポーツのビッグイベントといえば夏の高校野球と冬の高校サッカー選手権ですよね。

　残念ながら長引くコロナの影響で夏の高校野球は中止に。

そして冬の高校サッカー選手権もこのままでは中止になるのではないかと開催が危ぶまれています。

さて、そんな高校サッカー選手権ですが富山県民にとって忘れられないのは２０１３～２０１４年にかけて行われた第９２回の選手権大会です。

この大会で快進撃を見せた富山第一高校イレブンが決勝でも石川県代表星稜高校を０－２からの奇跡の大逆転で下し３－２で勝利をおさめ富山県勢初の優勝を果たしたのでした。

そしてこの大会で一躍時の人となったのが監督大塚一郎監督とその息子でチームキャプテンを務めていた大塚翔選手です。

あの優勝から間もなく７年・・・
大塚翔選手は今何をしているのか？気になる現在に迫ってみたいと思います。

高校選手権優勝という偉業を成し遂げた大塚翔選手。

富山第一高校卒業後は大学サッカーの名門である関西学院大学へと進学します。

ちなみにこの関西学院大学サッカー部がどれくらいすごいチームなのかと言いますと、関西学生リーグで複数回優勝を果たし、全日本大学サッカー選手権でも優勝を果たしている強豪チームです。

主なOBにはフランスワールドカップの予選において岡田武史監督の前に日本代表の指揮を執っていた加茂周氏ら日本サッカー界の重鎮の方々がいます。
　
さて高校選手権優勝という肩書を引っ提げて関西学院大学へと進学した大塚選手。

しかし大学では目立った活躍を上げることはできず４年間ほとんど２軍のBチーム所属だったようです。

そんな関西学院大学では目立った活躍を残すことのできなかった大塚選手。

同学年たちの友人たちが次々と就職を決めていく中、自身も就職説明会に参加するなどサッカーの道をあきらめ一般企業への就職も考えたこともあったそうです。

しかし、いざ説明会に行って話を聞いていてもどこかに違和感があったらしく「やはりサッカーで頑張りたい！」という気持ちが強くなっていったそうです。

そしてＢチーム所属で唯一のプロ志望選手として覚悟を決めた大塚選手はそこから一念発起。

大学生活最後となるＩリーグ（インディペンデンスリーグ）の全国大会では、決勝戦にフル出場するなど、チームの優勝に貢献しました。
　
そしてこの大会での活躍や練習参加での大塚選手のプレーを高評価したＪ３のＦＣ琉球（現在はＪ２）からオファーを勝ち取ることになったのです。

まさに選手権決勝並の大逆転でつかみ取ったＪリーガーへの道なのでした。

関西学院大学Ｂチームから大逆転でＦＣ琉球へと２０１８年に入団し、見事Ｊリーガーとなった大塚選手。

しかしプロの壁は厚く２年間でＪ３リーグに１試合出場（途中出場）という結果で契約満了。
退団となってしまいます。

それでは琉球ＦＣを契約満了により退団した大塚翔選手。

今はどこで何をしているのでしょうか？

ネットで調べてみるとＦＣ琉球退団後はオーストラリアのセミプロチームに所属していると情報がありました。

さらに本人のＴｗｉｔｔｅｒをみてみると所属先として「オーストラリア Brisbane gooner」とあり現在はブリスベンのセミプロチームに所属して選手生活を送っているようです。

オーストラリアのプロサッカーリーグでもあるＡリーグは日本の三浦知良選手や小野伸二選手がかつて所属していたことで日本にも馴染みのあるリーグです。

そしてブリスベンにはそんなＡリーグに所属しアジアチャンピオンズリーグにも出場経験のあるブリスベン・ロアーＦＣというチームがあります。

今のチームでの活躍が認められＡリーグ所属選手としてアジアチャンピオンズリーグで大塚選手がＪリーグのチームと対戦する・・・はてはクラブワールドカップへ出場する・・・なんていうことも起こるかもしれませんね。

大塚選手の今後を応援したいと思います。

そんなわけで今回は「富山第一高校サッカー部優勝キャプテン大塚翔の現在は？」でした。