金曜ロードショーで放送されたジブリ映画となりのトトロ。
巨匠宮崎駿さんが脚本・原作・監督を務めたメイとサツキの姉妹が不思議な生き物トトロに出会うという内容のファンタジーアニメです。

1988年4月の高畑勇監督作の『火垂るの墓』との同時劇場公開から32年が経過したいまなお根強い人気を誇っている。

今回の放送は2018年8月以来2年ぶり17回目の放送となります。
さてそんなトトロですが劇場公開時のポスターやパンフレットにある謎が隠されているのをご存じでしょうか?

以下「となりのトトロの都市伝説 劇場版ポスターの謎に迫る!サツキでもメイでもないあの少女は誰?」としてまとめていきます。



➀となりのトトロ劇場版公開時のポスターに隠された謎とは?

となりのトトロの劇場公開時のポスターやパンフレットに隠された謎。
それはポスター・パンフレットにメイでもさつきでもない謎の少女がトトロと並んでいるというもの。
実際に確認してみましょう。

下の写真をみてみると明らかにメイでもさつきでもない少女が描かれていますよね。

一体この少女は何者なのでしょうか?
その謎に迫りたいと思います。

➁となりのトトロ サツキでもメイでもない少女の正体は?

実はこの少女の謎についてはスタジオジブリ広報部がコメントを出しています。

スタジオジブリ広報部の方のお話によるとなんとこの少女は「サツキとメイの特徴を1人の女の子に集約した少女」とのことです。

そういわれるとどことなく2人の面影がありますよね。
では何故メイとサツキの2人ではなく、それぞれの特徴を反映させて1人の少女が描かれることになったのでしょうか?

⓷となりのトトロ衝撃の事実!!主人公の少女は本来1人だった?

実はとなりのトトロ。
当初は主人公の女の子は1人の予定だったそうなんです。

ところが同時上映作品の『火垂るの墓』の上映時間が予定よりも長くなってしまったことに伴いトトロの上映時間も伸ばす必要が生じ、苦肉の策として主人公を2人に変更したそうです。

このてんについてとなりのトトロ製作委員会のメンバーだった鈴木敏夫さんは以下のようにお話されています。

「となりのトトロは本来女の子とオバケの交流でその女の子は一人だったんですが、高畑さんへの対抗心に燃えた宮さんは「映画を長くするいい方法はないかな」と言い出して、それで一人の女の子を姉妹にすることを自ら思いつくんです。サツキとメイは、宮崎駿の負けず嫌いの性格から誕生したのです」

⓸となりのトトロ ポスターの少女は何故サツキと名でなく謎の少女になった?

上述の経緯からメイとサツキの2人の主人公となったとなりのトトロ。
しかし何故劇場版のポスターやパンフレットに描かれた少女は1人・・・それもメイでもサツキでもない少女が描かれることになったのでしょうか?

実はこの点も主人公が2人になったのに合わせて2人をポスターに描いていたそうです。
しかし宮崎監督が「サツキとメイの二人がトトロと並ぶのは、どうしても違う」と主張。
それにより二人の特徴を併せ持つ少女が描かれることになったのだという。

ちなみにこの点につき「となりのトトロ」の制作デスクを務めた木原浩勝さんが著書『ふたりのトトロ』のなかで以下のようにお話されています。

・「ポスターの少女をサツキだと思っている人、メイだと思っている人がいると思うが、実のところどちらでもないといえるし、どちらでもあるともいえるキャラクターだ。」・「つまり一種の合成キャラクターとでもいえばいいだろうか?具体的にいえばサツキより低くメイより高い身長。服装はサツキ。肩から上(顔立ちや傘の色)はメイとして決定される。映画に登場しないキャラクターを使ったポスター画など前代未聞だと思った」

⓹「となりのトトロの都市伝説 劇場版ポスターの謎に迫る!サツキでもメイでもないあの少女は誰?」まとめ

以上、「となりのトトロの都市伝説 劇場版ポスターの謎に迫る!サツキでもメイでもないあの少女は誰?」でした。

その正体は メイとサツキではないものの、ある種メイとサツキであるということがいえそうですね。