年も明け今年は2020年。いよいよ東京オリンピック開幕の年です。地元開催ということで日本人選手の活躍が期待されます。

 さて私は富山県出身なのですが直近のリオオリンピックでは富山出身の二人。柔道の田知本遙さん(現役引退)とレスリングの登坂絵莉選手が金メダルを獲得し感動と勇気をもらいました。東京オリンピックでも富山出身のアスリートの活躍を期待しています。

 そこで本ブログでは定期的に東京オリンピック出場が期待される富山出身もしくは富山にゆかりのあるアスリートを紹介していきたいと思います。

 第一回目は柔道の世界選手権日本代表として銀メダルを獲得した向翔一郎選手です。

 向翔一郎選手といえば個性的な髪形やタレントのカズレーザーさんに似ているということで有名ですよね。そんな向選手のプロフィールや経歴、得意技、ライバルなどについて書いていきたいと思います。

向翔一郎選手のプロフィール

1996年2月10日生まれ
富山県高岡市出身
階級は90kg級
身長178cm

向翔一郎選手の経歴

 お父様の影響で四歳の頃から柔道を始めます。

 小学生一年の時に新潟に移り中学生からは上京し、これまで古賀稔彦、吉田秀彦、瀧本誠、大野将平という4名のオリンピック金メダリストを輩出したエリート養成私塾である講道学舎の所属となります。

 その後再び富山に戻り立山のお膝元の雄山町にある雄山中学を経て高岡第一高校に進学し高校3年時にはインターハイの81kg級で5位の実績をあげます。
 大学は日本大学に進学。本当は柔道をやめアメリカンフットボールに取り組む予定だったそうですが、日本大学の柔道部にスカウトされて柔道を続けることに決めたというエピソードがあります。

 日大時には全日本ジュニアやユニバーシアード団体で優勝するなど数々の実績をあげ卒業後は綜合警備保障の所属となり世界選手権90kgで準優勝するなど活躍を続けています。
 

向翔一郎選手の得意技

 向選手の得意技は背負い投げです。何でも外国選手と手合わせする中で唯一通用するという手応えを掴んだのがこの背負い投げだったそうで以降磨きをかけてきたそうです。特に通常の背負い投げよりもモーションが小さくより早いタイミングで技に入れる点は向選手特有のものといえます。

向翔一郎選手のライバル

 さてそんな是非とも東京オリンピックに出場し金メダル目指して頑張って欲しい向選手ですが代表選手の座をめぐってライバルになるのが、新進気鋭の村尾三四郎(東海大学1年)。2019年の柔道グランドスラム・パリの3位決定戦で敗れた長澤憲大。そしてリオオリンピックのこの階級金メダリストのベイカー茉秋(JRA)等が挙げられます。

 激戦区といえますが是非勝ち抜いて出場を決めて欲しいと思います!