今日は久しぶりにボクシング関連の記事です。

現在ロシアがウクライナ国境沿いに10万人規模の軍を集結させ侵攻するのではないかと緊張が高まっていますね。

何事もないことを祈るのみなわけですが・・・この問題に関連したニュースを見ているとなんとも懐かしい人物が目に飛び込んできました。

それはウクライナの首都キエフのビタリ・クリチコ市長・・・
この方はボクシング界の元世界ヘビー級王者で弟のウラジミール・クリチコさんとともにクリチコ兄弟としてボクシングのヘビー級を沸かせた人物なのです。

以下「ウクライナ ロシア侵攻に揺れる首都キエフ クリチコ市長はボクシング元ヘビー級王者」としてそんなクリチコ市長についてまとめていきます。



➀緊張に揺れるウクライナ首都キエフ ビタリ・クリチコ市長は元世界ヘビー級王者

ビタリ・クリチコ市長は1990年代後半から2010年頃まで世界ヘビー級のトップに君臨していたヘビー級のスター選手です。

プロ戦績は47戦して45勝(41KO)2敗。
WBCとWBOの2団体でタイトルを獲得しKO率は90%を超えるハードパンチャーでした。

またこの2敗もアメリカのクリス・バードとイギリスのレノックスルイスという超一流ボクサーによってキャリアの中盤につけられたもの。

引退はWBCヘビー級王座を9度防衛したのちに王者のまま引退しました。

また類まれな強さのみならずキエフ体育大学で体育の博士号を取得した秀才インテリボクサーとしてもその名を馳せていました。

➁ウクライナビタリ・クリチコキエフ市長 後々はウクライナ大統領か?

そんなかつての世界ヘビー級を代表するスパースターのクリチコさんがキエフ市長としてロシア侵攻に関連したニュースに登場し私などはビックリしてっしまったわけですが・・・

どうやら現役時代から政界に興味があったようです。

2006年と2008年にはキエフ市長選に出馬(2度とも落選)。
2010年には政党「ウクライナ民主改革連合」をたちあげそのわずか2年後の2012年のウクライナ最高議会選挙では40議席を獲得しウクライナの第三の政党へと大躍進します。
日本でいう維新の会のウクライナ版と言った感じですね。(橋下徹さんを連想してしまいますね)

そして2014年に3度目のキエフ市長選挙にて初当選
以降キエフ市長として活躍されているようです。

またこの2014年のキエフ市長選挙は当時の大統領候補者の世論調査で2位だったため1位の方のサポートに回るため市長選に臨むことになった経緯があるとのこと。

のちのちはウクライナ大統領に就任・・・なんて日も近いかもしれません。



⓷ウクライナビタリ・クリチコキエフ市長は反ロシア派?

さてそんなクリチコ市長ですが・・・現在ウクライナ侵攻が懸念されるロシアに対しては反ロシアの立場の様です。

政治家としての主義主張は西側親EU路線などのリベラルな政策を提唱。
また2012年にはロシア語を国の第二公用語として認める法案の成立反対デモに参加しておりこの際に催涙ガスを浴びて目と手を負傷された様子です。

もしそんな西側派かつ知名度抜群のクリチコ市長が大統領になったらますますロシアとの緊張は高まるかも知れませんね。

⓸「ウクライナ ロシア侵攻に揺れる首都キエフ クリチコ市長はボクシング元ヘビー級王者」まとめ

以上「ウクライナ ロシア侵攻に揺れる首都キエフ クリチコ市長はボクシング元ヘビー級王者」まとめでした。

しかし久しぶりにクリチコさんのお姿をニュースで見れて嬉しい反面今ご本人はそれどころではないでしょう。

また今回のロシア軍の動きに対して弟のウラジミールさんもウクライナの予備軍に登録するなどクリチコ兄弟がそろって有事に立ち向かっています。

こういう国と国との問題はどちらが正義かということは非常に難しくデリケートな問題なので何ともコメントしがたいのですが・・・お二人の生命に支障がないことを祈るばかりです。

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