本ブログで度々公言していますが私は国土交通省の出先機関に勤務していた元国家公務員です。
その経験を活かした国家公務員試験対策の記事や給与や賞与人事異動やその内示について。
さらには国家公務員の内情として現在現役の国家公務員と共同で公務員時代パワハラを受けていた上司を告発した記事など国家公務員系の記事も本ブログでは取り扱っているところです。
さて今週ニュースでネタを漁っていますと大変興味深いニュースがみつかりました。
国土交通省鉄道局に勤務していた課長補佐が青春18切符を偽造さらにはされを不正使用したのが発覚し逮捕されたのを受け3月2日付で懲戒免職となったというのです。
この課長補佐。
年齢が49歳と報道がありましたがおそらくノンキャリア職員であることが予想されるのですがノンキャリア職員で本省の課長補佐と言うとかなりの出世コースと言えそれなりの年収を貰っていたことが予想されます。
そこで今回は「国家公務員 懲戒免職になった国交省鉄道局ノンキャリア課長補佐の年収はどれくらい?」についてまとめてみたいと思います。
目次
➀国家公務員 49歳で本省課長補佐はノンキャリア?
まずは今回大きなニュースとなった49歳の元鉄道局勤務の課長補佐はノンキャリア職員であると考える理由からお話しましょう。
国家公務員には大きくキャリア組とその他大勢のノンキャリア組の2つに大別されます。
ニュースなどでもよく報じられていますがキャリア組は難関試験国家公務員総合職試験を突破した精鋭集団ということもあり出世のスピードが桁違いに速いです。
私も公務員生活の中でお一人だけキャリアの方を実際見たことがありますが30歳で地方局の課長でした。
これがノンキャリアの場合地方局の課長となるのは50歳前後です。
そして本省勤務の場合35歳くらいまでには課長補佐のポストにつくとされており45歳までには課長級のポストにつくとされています。
したがってもし今回懲戒免職となった49歳の元課長補佐がキャリア職員だとするとつじつまが合わなくなってしまうのです。
・・・もっとも勤務態度が悪いなどの理由で干されていた職員だったという可能性もゼロではありませんが(笑)
ちなみのノンキャリア職員の場合35歳くらいで本省の係長。
そして40代後半で課長補佐に就任するとされています。
49歳課長補佐という内容とぴったり一致しますね。
一応本記事では今回の元課長補佐がノンキャリア職員であるという仮定のもと進めていきたいと思います。
➁国家公務員 ノンキャリア本省課長補佐の年収は?
では国家公務員ノンキャリアの本省課長補佐となった場合一体年収はどれくらいだったのか?
気になりますよね~?
ネットで色々調べてみたところノンキャリアの本省課長級の場合国家公務員の給与の単位である号俸の級が5級以上の方が多いようです。
そしてこの号俸が5級の職員だとして仮定した場合大体年収が700~800万円くらいではないかと予想されます。
かなりの高収入といえますよね。
⓷懲戒免職となった鉄道局課長補佐に対するネット上の反応は?
さてこのように年収700~800万円とされる高収入を懲戒免職により失った鉄道局課長補佐のニュース。
コメント欄ではその愚かさを指摘するコメントが多数見受けられます。
ではいくつかネット上のコメントを以下紹介したいと思います。
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公務員から無職への「片道きっぷ」を使っちゃいましたね。出発進行!
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・鉄道事業課課長補佐
・自ら偽造した「青春18きっぷ」
・JR石川町駅(横浜市中区)から東京駅までの運賃570円を詐取
色々残念なニュース。570円で人生棒に振るなんて・・・
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ノンキャリアで補佐まで来たのに免職・・・このご時世仕事なんてないのに・・・
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いい給料もらってるはずなのに、なんでこんな金額で人生台無しにしちゃうんだろう?
不思議すぎる・・・
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18きっぷを偽造してまで…しかも国交省の役人がねぇ…国交省の役人はきっぷを偽造しないといけないくらい、安月給なの?
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通に働いていれば、日本の国が潰れない限り、給与が保証されている勤め先で、小銭程度の金でクビになるとか阿保の極地ですね。
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そしてさらにはこんなコメントまで投稿されていました。
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懲戒免職になったのは鉄道局鉄道事業課の元課長補佐、尾坂直哉被告(49)
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「国家公務員 懲戒免職になった国交省鉄道局ノンキャリア課長補佐の年収はどれくらい?」まとめ
以上「国家公務員 懲戒免職になった国交省鉄道局ノンキャリア課長補佐の年収はどれくらい?」についてまとめました。
年収700~800万円とすると私が勤務していた国交省出先機関の車検場の課長~事務所長並の年収・・・
ちなみに私が40代前半で退職したときの年収が約600万円・・・
国家公務員・・・少なくともノンキャリアの中ではかなり年収を貰っていた勝ち組であったといえます。
その高額な部類に入る年収を失うとともに激務である本省勤務をこなしてきた対価である退職金も失ってしまいさらには本名までもネットでさらされてしまった鉄道局の課長補佐・・・
私は上記のコメントのようなこの課長補佐に対する愚かしさよりも築き上げてきたものがいつのかけ違いですべて失ってしまう儚さのようなものを感じてしまいます。