国家公務員ボーナスが10年ぶりに人事院よりマイナス勧告を受け0.05ケ月分引き下げとなることが決定したニュースが大きく報じられました。
私が公務員時代は国家公務員のボーナス関連のネットニュースが掲載されるたびにヤフコメなどで公務員に対する批判的なコメントであふれかえっていたものです。
まして今年の冬はコロナの影響で民間が大ダメージを受けているなか0.05ケ月分の削減と言う微々たる削減。今回のニュースを受けいつも以上に批判的なコメントがあふれかえるのではと思っていました。
ところが世間の反応は意外なものでした。
国家公務員ボーナス 勤勉手当引き下げ報道 世間の意外な反応
まず、公務員に対する批判的なコメントが少ない・・・
それどころか擁護する声が非常に多いことにビックリしました。
また国家公務員よりも国会議員のほうをなんとかしろというコメントが非常に多く、税金を原資に給与を受けている職種の国民に対する不満の矛先が国家公務員から国会議員へと変化してきているということが伺えました。
国家公務員ボーナス 勤勉手当引き下げ報道 ネット上のコメントまとめ
それでは今回の報道を受けてのネット上のコメントをいくつか紹介したいと思います。
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公務員をバッシングしてるが、別に文句を言う必要ないと思う。良いと思うなら、自分がなればいいと思う。
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たかが0.05か月分位で、でかでかとマイナスなんて報道することぁないだろうに。
このヘッドラインで何を伝えたいんだか・・・
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国会議員の議員定数削減、議員の歳費大幅カット、賞与、手当てなしをしていただきたい。コロナで一番の無駄は一般国民のこと考えず、お仲間、上級国民のことしか考えない国会議員ではないだろうかと思うようになった。
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なんでも公務員の給与を削減すればよいとは思いません。実際、多くの災害で対応できる国家公務員が人員不足しているのは明白です。一部の公務員に負担がかかっているのは問題です。
外注できるものはよいですが、指揮を執るのはやはり、国の職員でないと無理です。
やはり、国会議員や、外郭団体を減らすなどの経費削減をして対応してほしいです。
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公務員を下げればいいのではない。
ムダな金を使いまくりの いらない国会議員の削減、歳費の削減はしないの?
災害対応など大変な環境下で働く人も多くいます。
なんでも下げればいいというものではない。
まず議員削減、歳費削減を実行とおもいます。
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もちろん「このご時世でもたかだか0.05ケ分か」などという批判的なコメントも見受けられましたが、上述のような公務員を擁護しつつ国会議員をなんとかすべきというコメントが非常に多かったのです。
国民の怒りの矛先は国家公務員から国会議員へ!
本当にこの風潮はあの悪夢と言うべき民主党が政権をとったころを国家公務員として過ごした経験のある人間からすると信じられないような逆転現象なんですよね。
特に私の場合民主党が政権を獲得してすぐに独立行政法人へ出向したのですが、この当時民主党による事業仕分けが活発に行われていたこともあり本当に一般人からの風当たりが強かったのを覚えています。(私が来ていたスーツを見て「そのスーツは誰の金で買ったと思っているんだ!!」などのいいがかりをつけられたことがあります。)
あの頃を経験からまさか国家公務員のボーナス関連のニュース・・・それも勤勉手当引き下げというニュースで公務員を擁護する意見のほうが多く目につき時代が来るとは思いませんでした。
国家公務員ボーナス 勤勉手当引き下げ報道に見る世間の意外な反応
以上、「国家公務員ボーナス 勤勉手当引き下げ報道に見る世間の意外な反応」についてまとめました。
今後もコロナ不況は続くことが予想されます。
そんななか公務員に対する世間の見方がどのように変化していくのか?
一歩引いた立場から注目していきたいと思います。