なんでも日記

国家公務員の転職 30・40代の民間転職は不利?

 本ブログで度々お話していますが私は元国家公務員です。
 その経験を活かし国家公務員の業務や内情さらにはかつての同僚で現役国家公務員と共同でパワハラ&無断遅刻職員を内部告発したことなどを記事にしています。

 そのなかでも最近4月に人事異動が行われることもあってか国家公務員の人事異動に関する関心が高いようで私のブログでも関連した記事が日々閲覧されています。

 さて先日国家公務員の人事異動の関連記事としてここのところ増加傾向にある国家公務員の若手職員の退職について記事にしました。

 今日はこの記事に関連して国家公務員の若手職員の退職後の民間への再就職・・・すなわち転職についてです。
 よく巷では「公務員から民間への転職は無理」との声をよく聞きますが実際のところどうなのでしょうか?

 今日は「国家公務員の転職 30・40代の民間転職は不利?」についてまとめたいと思います。




➀国家公務員の転職・・・・国家公務員から民間は無理?

 さてではよく巷で聞く「国家公務員から民間への転職は不利?」は本当かまずは検証してみたいと思います。

 この仮説ですが・・・その最大の理由として挙がるのが「利益の追求することがなくコスト意識の低い公務員には民間で役立つスキルがない」という意見です。

 確かに公務員は民間と違って利益を追求することはありません。
 また振り分けられた予算は使い切ってなんぼのもの(繰り越しができないため仕方がないという一面はあるのですが・・・)であるためコスト意識と言う概念もありません。

 しかしこの点をもって全く民間で役に立たないかと言うとそんなことはないのではないかと思います。

 確かに業務自体は利益を追求することはありません。
 しかし最近早期退職を目指して投資活動を始める公務員が増加しています。(少なくとも私の周囲では)

 またコスト意識についても「予算が繰り越しができないのであれば最大限どうやったら有効利用できるか」という点を考慮し予算執行計画を練るためあながちコスト意識がないというわけではありません。

 さらにはそれ以外でも業務に関連した資格・・・例えば簿記であったり産業カウンセラーの資格を業務の一環で取得させられることもあるため公務員=民間では役立つスキルがないというのは一方的な決めつけであると確信しています。

➁国家公務員の転職・・・・国家公務員から民間の転職事情の実際は?

 さて上述のようによく巷で聞く「国家公務員から民間への転職は不利?」は私は反対派なのですが実際の国家公務員の転職事情・・・特に最近30・40代の若手職員の早期退職が増加しているわけですが実際のところどうなのでしょうか?

 私の周囲に限った狭い話になってしまいますが・・・
 私の知り合いで国家公務員を退職した職員は10数人いますが・・・いずれも皆民間に無事再就職を果たしています!!

 すなわち転職率100%です。

 特にそのうちの1人は本当に一言でいうならダメ人間という言葉がピッタリの職員で彼が民間に再就職できたのであればだれでも再就職は可能だろうという職員でした。

 以下まとめたいと思います。

⓷国家公務員の転職・・・・ダメ職員A君のケース

 このダメ人間の30代のA君。
 人間的には穏やかな性格で申し分のないいい子だったのですが・・・・

 とにかく仕事ができない。
 普通の人が10分で終わる仕事を1時間かけてもおわらないことがざら。
 さらには覚えも悪く一回り以上離れた後輩からバカにされタメ口はもちろん呼び捨てで呼ばれるなどの散々っぷり。

 挙句の果てには上司や後輩からの叱責に耐え兼ねメンタルを止み鬱病を発症し病休・・・そのまま退職してしまったのでした。

 実はこのA君。
 退職するときに連絡を受けていたのですがそれがよりによってコロナ渦で緊急事態宣言が発令されていたさなかということもあり「もう少し休んで考えてみたら?」と変身したのですが意志は固く退職してしまったのでした。

 ハッキリ能力が低くましてや鬱病もちとなったA君。
「彼を果たしてこのコロナ渦で採用するところがあるのか?」と個人的に凄く心配していたのですが・・・

 わりかしすんなりと民間への再就職が決定したのでした。(現在楽しく営業活動にいそしんでいるようです)

 そしてこの瞬間「国家公務員の転職 30・40代の民間転職は不利?」という説は真っ赤な嘘だなと確信した瞬間でした。

⓸「国家公務員の転職 30・40代の民間転職は不利?」まとめ

 以上「国家公務員の転職 30・40代の民間転職は不利?」についてまとめました。

 少なくとも私の周囲ではダメ人間A君も含め全員民間への再就職を果たしていることからこの説は真っ赤な嘘であると確信しています。

 今国家公務員組織はハイペースで組織崩壊に近付いているため転職を考えている現役職員も多いのではないかと思います。

 そしてその多くは最後の一歩が踏み出せずにいる方たちだと思いますがあのA君がこのコロナ渦に採用されたのです。

 きっとあなたも大丈夫!思い切って早く脱出して充実したライフを過ごしましょう!!