本ブログでたびたびお話ししていますが私は元国家公務員です。(国家公務員一般職職員)
そのときの経験をもとにした国家公務員関係の記事も本ブログで掲載しているところです。
これまでに国家公務員の給与や昇給についてさらには公務員組織の内情などをまとめてきたところですが最近国交公務員試験関連の記事が読まれることも増えてきました。
そこで何か国家公務員試験関連でネタはないかを探していたところ「国家公務員試験 英語 捨てる」といったキーワードで再尾を閲覧されてる方が多いことを発見しました。
おそらく英語にものすごく苦手意識を持つ方が閲覧されているのだと思うのですが果たして国家公務員試験で英語を捨てるという策は得策なのでしょうか?
検証していきたいと思います。
※本記事内での国家公務員試験は国家公務員一般職試験を指します。
➀国家公務員試験 英語が苦手な人は多い
国家公務員試験は大きく教養科目試験と専門科目試験に大別されます。
そしてこのうち教養科目試験はいわゆるおなじみの5教科・・・すなわち国語・算数・理科・社会・英語がありとあらゆる分野から出題されます。
さてこのおなじみの5教科ですが・・・このなかでも英語に苦手意識を持っているという方は多いようです。
実際中学生と高校生を対象に行われた5教科の中で何が一番嫌いな科目をまとめたアンケート結果をまとめたサイトをみてみると中高ともに毎回英語が1位ないし2位といった上位にランクインしていることがわかりました。(ちなみに算数と英語が毎回上位1位と2位を占める勢いで中高生に敬遠されているようです。)
これでは国家公務員試験においてなるべく英語を避けたいというかたが多くても仕方がないですよね。
➁国家公務員試験 英語を捨てても大丈夫?
さてそんな苦手科目として敬遠されがちな英語ですが・・・実際英語を捨てても国家公務員試験に合格することは可能なのでしょうか?
結論から言うと可能です。
公務員試験は試験科目数自体は多いものの全部をやる必要なありません。
多少の捨て科目を作ってもほかでリカバリーすることは可能です。
(・・・というより全科目馬鹿正直にやることほど時間の無駄はありません)
私の知人もやはり英語が苦手で本試験では英語を捨てて臨み合格を勝ち取った知人もいます。
(ちなみに私は法律系の民法が苦手だったため民法を捨てましたが他でリカバリーして合格しました)
⓷国家公務員試験 英語を捨てるのは得策?
さて国家公務員試験自体捨て科目を作っても余裕で合格できる試験のため英語を捨てても合格自体は可能なわけですが・・・
英語を捨てるという選択肢は得策といえるのでしょうか?
あくまで私個人の意見になりますが特に国家公務員試験の場合英語は捨て科目とせずに是非試験科目としていただきたい科目です。
上述のとおり国家公務員試験は大きく教養試験と専門科目から構成されます。
そして英語は教養試験の中の文章理解という試験科目として出題されるのですが・・・実は国家公務員試験の場合専門科目としても出題されるのです。
国家公務員試験の専門科目は政治学、行政学、憲法、行政法、民法(総則及び物権)、民法(債権、親族及び相続)、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学・経済事情、経営学、国際関係、社会学、心理学、教育学、英語(基礎)、英語(一般)の16科目の中から半分の8科目を選択するかたちをとっています。
そして特筆すべきはこの16科目の中から2科目英語が入っているということ。
英語1つを鍛え上げることで専門科目のうち2科目の勉強を行いかつ文章理解対策もできるということになるのです。
また「基礎」と「一般」科目名こそ違いがありますが問題のレベル的にはともに文章理解で出題される問題と変わりません。
私は学生時代英語が得意というわけではありませんでしたがこのてんに着目し英語を積極的に試験科目として採用することで大幅に勉強時間に割く時間や労力をコストカットし効率的に勉強を行いました。
かなり余裕をもって本試験に挑むことができた最大の要因であるといまでも確信しています。
⓸「国家公務員試験 英語を捨てるのは得策?」まとめ
以上「国家公務員試験 英語を捨てるのは得策?」についてまとめました。
私自身は英語1つで教養科目・専門科目ともに試験対策をしたことになるため英語を捨てるという策は得策ではないと考えます。
・・・しかしそうはいっても苦手なものは苦手という方がいるのも事実。
そして英語を捨てても合格する方もいるのも事実。
結局は自分にあった戦略を立てて勉強するのが合格への近道といえそうです。