本ブログで度々お話ししていますが私は元国土交通省の出先機関の運輸局に勤務していた元国家公務員です。
その経験を生かした国家公務員の給与や賞与、年休さらには組織に横行するパワハラ問題等々国家公務員系の記事も本ブログでは取り扱っているところです。
そういった経緯もあり日々公務員が絡むネタ探しには敏感になっているのですが・・・
先日スポーツの分野から大変興味深いニュースが目につきました。
それは11月3日に行われた剣道の第69回全日本選手権で星子啓太4段が見事優勝したニュースです。
この星子さん・・・警察官の公務員試験に不合格となり無職で本大会に臨んだとのこということが大きく取り上げられ話題となりましたよね?
警察官の公務員試験はほとんどの警察が教養科目の試験のみなのですが・・・国家公務員試験においても必須科目となっています。
・・・ところがこの教養科目を非常に苦手とする方は多いです。(まさに警察官試験不合格となった星子さんもこの一人と言えるでしょう)
その中でも(前回も記事にしましたが)英語を苦手として捨て科目とされる方が多い印象を受けます。
しかし個人的には英語以上に捨て科目とすべき教養試験科目があります。
それはズバリ空間把握です。
今日は「国家公務員試験 英語よりも捨てるべきは教養科目の空間把握!!」として公務員試験において真に捨てるべき教養試験科目は空間把握であるという旨書き上げたいと思います。
目次
➀国家公務員試験 教養科目試験とは?
ここで公務員試験に必ず出題されるといっても過言ではない教養科目について簡単にお話しします。
公務員試験には大きく教養科目試験と専門科目試験の2種類が存在します。
専門科目試験は法律や政治・経済学からの出題といったものでおそらく大学生になって初めて学ぶ事業内容がその出題範囲となっています。
そのため受験対象者が大卒程度試験の公務員試験においては試験科目となっていないということが多いです。
一方教養科目は国語・算数・理科・社会・英語といった小中の義務教育の中で必ず我々が学んできた学問がその出題範囲となっています。
そのため誰しもが必ず学んだことがあるという前提のもと公務員試験は必ずこの教養科目試験は必須となっているといっても過言ではないのです。
ここが大きなポイントなのですが・・・誰しもが義務教育課程で勉強してきた科目でもう2度とやりたくないともう科目ってありますよね?(笑)
(ちなみに私の場合であれば理科なのですが・・・)
いざ公務員を目指そうと思い立ち試験科目を調べたところ自分の苦手な科目があるとしてやる気を失ってしまったという方も多いのではないでしょうか?(笑)
とくに英語に関してトラウマに近いほどの苦手意識が色濃く残っている方が多いようでネットなどで「公務員試験 捨て科目」と検索すると圧倒的に英語を捨て科目とされている方が多いようです。
➁国家公務員試験 教養科目試験は英語よりも空間把握を真っ先に切るべし!
さてこのようにネットを見る限りですと英語を捨て科目とされている方が非常に多いようですが・・・
私の中でそんな英語以上に捨て科目とすべきと考える教養試験科目があります。
それはズバリ算数系の科目のなかの空間把握です。
この科目・・・具体的にいうと立体の切り口や展開図についての分野です。
おそらく小学校で学習する分野になるのではないかと思いますが・・・
この空間把握・・・算数系が得意な人でも「ここだけは無理!」とする方が多く高学歴の人間でもさじを投げるにとが多い分野なのです。
⓷国家公務員試験 空間把握は東大レベルでも苦手な人は苦手
ではここから高学歴あるいは算数・数学系が得意な人間でも空間把握が不得意である人は多いということを実例をあげながら紹介していきます。
まずは他ならぬ私のお話です(笑)
以前別記事で書きましたが私は高校時代に地元富山県で数学において全国模試で富山県1位を取ったことがあります。
これは1度だけでしたがそれ以外の模試でも富山県で16番とかなり数学を得意としていました。
そんな私でもこの空間把握はからっきしです(笑)
この空間把握は小学生で学ぶ項目で高校数学では範囲外の科目であったのですが・・・もし空間把握も高校数学での必修科目だったならきっと模試で県1位など無理だったことでしょう(笑)
またもう1つ別のケースを・・・
私は高校時代の数学富山県1位の実績を武器に早稲田大学法学部へ進学(推薦入試で合格しました)
そしてひょんなことから同じ早稲田の理工学部の学生と知り合いになりました。
その知り合いも技術職の国家公務員志望ということでいろいろと受験生当時情報交換などする仲だったのですが・・・
この理工学部の知り合いも理系でありながら空間把握が苦手だったのです(笑)
ちなみにこの知り合いは国語系が苦手でやむなく早稲田の理工学部に進学した知り合いなのですが・・・
理数系だけなら東大も合格圏の成績の持ち主です。
算数の分野が東大レベル・・・あるいはそこまで至らずともかなりの成績優秀者でああってもこの空間把握だけは苦手としているということがよ~くお分かりいただけたのではないでしょうか?(笑)
⓸国家公務員試験 英語よりも捨てるべきは教養科目の空間把握!!
以上「国家公務員試験 英語よりも捨てるべきは教養科目の空間把握!!」についてまとめました。
この空間把握は出題数も少ないためハッキリここを無理してマスターしようとするよりも他の科目の勉強に時間を当てたほうがハッキリ有効です。
・・・というかそもそも無理して勉強してもマスターできるとは思えないのですが(笑)
私も理工学部の知り合いも本試験では空間把握を捨て科目としたのは言うまでもありません(笑)
ちなみに私は国家公務員二種(今でいう一般職試験)と地方公務員上級試験の2つを受験しましたが2つとも筆記試験は合格しました。
よほど自信のある方以外は英語よりなによりも真っ先に公務員試験では空間把握を切り捨てましょう!