国家公務員の若手キャリア官僚 早期退職するのは賢い人 しないのは愚かな人 

今日のニュースで国家公務員の若手キャリア官僚の早期退職者の数がここ10年の間で約4割も増加したことがニュースになっていました。

しかしこんなのはまだまだ序章と言えます。
もっと労働環境を改善しない限りもっともっとこの離職率は増加するでしょう。

今日は「国家公務員の若手キャリア官僚 早期退職するのは賢い人 しないのは愚かな人」としてまとめていきたいと思います。



➀国家公務員の若手キャリア官僚の早期退職がここ10年で43パーセント増

人事院が25日に在籍10年未満の若手キャリア官僚を調査対象とした退職状況を公表しました。
(余談ですがこのようなデーターを人事院が公表するのは初めてのことのようです。)
そのデーターによると2013年度の76人という数値と比べ2020年度は109人と約43パーセントも増加したことがわかりました。

またこれまでの年平均の若手官僚の退職者数は約80人ほどで推移してきたところ2018年度から一気に数が増加!(2018年度116人、2019年度は139人)
データーが出ている直近3年はいずれも100人の大台超えを記録していることになります。

➁そもそも国家公務員の若手キャリア官僚になろうとする人が頭が悪いとしか思えない

さてこのようにここ最近になって特に若手キャリア官僚の早期退職の増加が著しく社会問題として取り上げられるわけですが・・・そもそも私なんぞは早期退職以前に官僚なんぞになろうとする方が信じられません。

私は学生時代(早稲田時代)に諸先輩方から官僚の大変さをよく聞いていました。
毎日のように朝9時から深夜までの仕事が続き給与を時給に換算すると500円未満。
(・・・バイト以下ですね(笑))

そのうえ政治家からの圧力・・・とくに自分と同等の学歴の持ち主ならいざ知らず場合によっては自分よりも明らかな低学歴の議員にすら圧力をかけられることも日常茶飯事。

おそらく官僚志望者も学生時代に官僚がいかに大変かということは私のようにOBなどを通してある程度は把握していたと思うのですが・・・何故それをわかっていながら激務&ストレスフルな官僚の道にあえて進んだのか?

頭が悪いかよほどのドM体質なのではないかのどちらかだと思っています(笑)


⓷国家公務員の若手キャリア官僚 早期退職するのは賢い人 しないのは愚かな人 

このように私はキャリア官僚=頭が悪いかどМ体質と思っているのですが・・・
そんななかでも冒頭のように早期退職する方はまだ賢い人であると思っています。

官僚の試験に合格する方は学力という点では本当にすごいです。
実際に学生時代のゼミで官僚の道に進んだ先輩がいましたが筆記試験はもちろん討論をやらせても完璧でした。

そのためいくら頑張ったところで給与の額に限りのある公務員なんかよりも民間や自分で起業するなどしたほうが圧倒的にお金は稼げる可能性は高いです。

それほどの能力があるのであれば官僚に見切りをつけもっと稼げる道に進むのが合理的というもの。
にもかかわらず激務に加え政治家の圧力を受けながら時給換算500円の仕事を続けるという選択をする方はあまりに「愚かだなあ・・・」とついつい思ってしまいます(笑)

⓸「国家公務員の若手キャリア官僚 早期退職するのは賢い人 しないのは愚かな人」まとめ

以上「国家公務員の若手キャリア官僚 早期退職するのは賢い人 しないのは愚かな人」まとめでした。
ただでさえ国家公務員の職員削減が進む昨今。
過酷な労働環境を変えない限りこの若手官僚の早期退職はますます増加していくことでしょう。

そしてせっかく獲得した優秀な人材を何も改善策を講じることもなくみずみす失う国家公務員組織。
あ・・・一番愚かなのは割の合わない仕事にしがみ続ける若手官僚の方よりも組織のほうですね(笑)