このブログで元国家公務員の経験を活かし給与や賞与、人事評価などについて記事にしていますが、並行して私が公務員時代に実際パワハラを受けていた上司や勤務時間中に平然と昼寝をする職員などなど運輸局管内に山ほど存在する問題職員につき現役の運輸局職員とともに告発を行い問題職員に然るべき処分を受けさせるべく日々奮闘している模様も記事にしているところです。

 さてこのパワハラなどの問題職員の告発ですがよく報道番組などで公務員の問題行動を内部告発した職員が報復人事としか思えないような左遷を扱いを受けているのが報道されていますよね?

 この点私は元職員。
 怖いものは全くありません。(笑)
 いままでたまった恨みをぶつけるのが楽しくて仕方がありません(笑)

 その一方共同で告発している現役の運輸局職員ですが・・・実は彼は名前を明らかにしたうえで運輸局人事課長と問題職員の告発につき直接やりあうこともあり人事課も具体的にどの職員が内部告発をしているのかということは把握しています。

 果たして彼は報復人事を喰らうことはないのでしょうか?

 今日は「国家公務員 パワハラ告発すると報復人事はある?」についてまとめたいと思います。




➀公務員の内部告発 これまで大きく報道された内部告発者への報復人事まとめ

 一般に公務員が内部告発をした場合。
 そしてその告発が匿名ではなく素性を明らかにして行われたものである場合、ほとんどの方はその報復として左遷扱いの人事を受けてしまうというイメージをお持ちの方がほとんどなのではないでしょうか?

 例えば昨年2020年6月にもこんなニュースが大きく報道されました。

 山口県田布施町で固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員が新たに設けられた1人だけの部署に異動。
 その異動先はこれまでの業務とはまったくの畑違いの部署でかつほかの職員と切り離された畳部屋。
 しかも職場は庁舎ではなく公民館の一室。

 また2005年には公務員組織の内部告発が大きくクローズアップされるきっかけをつくった現職警察官として初めて警察の裏金問題を実名で内部告発した仙波敏郎さんがその報復として勤務中も拳銃を貸与されず、果ては職務経験と何の関係もない通信指令室付に突如異動させられたなどの出来事がありました。

➁運輸局も例外ではない。内部告発への報復人事

 では私の協力者の現役運輸局職員は大丈夫だったのでしょうか?
 
 残念ながら・・・明らかに報復人事としか思えない人事異動の打診が彼にもありました。
 当時職場で勤務時間中に幾度となく昼寝をする職員をK運輸局人事課に直接内部告発していた彼。

 その直後異動の打診を受けることになるのですが、その異動先が通勤片道2時間30分ほどかかる勤務先でした。
 それまでの通勤時間は1時間30分ほど・・・それでも長いほうですよね?
 それよりも1時間以上多く時間がかかるところへの異動を打診されたのです。

 そしてこの異動にはもう1つ報復としか思えない要素が含まれていました。
 それは彼と異動で入れ替わりになる職員は全くもって仕事をしない職員で数年分仕事を放置することで有名な職員でした。

 すなわち長い通勤時間を強制するうえ使えない職員の後釜にすえることでその職員のためた仕事を彼にやらせようとしていたというこれ以上ない報復人事だったのです。

⓷内部告発への報復人事には強気で反撃すべし!

 では彼はこの報復人事を受け入れたのでしょうか?

 常人ならば従ったかもしれませんが彼は私以上にぶっ飛んだ人物(笑)
 この報復人事の打診直後に思い切った反撃に出ます。

 それは報復人事を打診してきたK運輸局人事課長はもちろん運輸局の最高トップであるK運輸局長や局次長などの上層部全員へ問題職員の勤務時間中に昼寝をしている証拠写真をメールで送付。

 「この寝ている職員が何ら処分されずなぜ自分が報復人事を受ける必要があるのか?しっかり説明しろ!でなければこの写真を国土交通大臣はもちろん外部に流す!」と迫ったのです(笑)

 このメールを送信した半日後に報復人事は取り消されました。

 そしてその半年後家から最も近い通勤1時間以内のところへ異動となりました。

 まさに「自分が正しいという絶対の自信があるのであれば報復人事には強気で反撃すべし!」ということを証明したケースと言えるのではないでしょうか?

⓸「国家公務員 内部告発すると報復人事はある?」まとめ

 以上「国家公務員 内部告発すると報復人事はある?」についてまとめました。

 結果は残念ながら「報復人事はある」というのが回答ということになろうかと思います。
 しかし(ぶっ飛んだ方法になるかもしれませんが・・・)コチラの対応次第でそれを覆すこともできるのもまた事実です。

 公務員組織・・・少なくとも国家公務員組織・・・とりたてて運輸局と言うところは各種のハラスメントが横行しておりかつ問題職員のたまり場のようなところでした。

 こういった輩を粛清するために内部告発は必ず必要な手段です。

 もし今何か職場で悩んでいる方がいればこの記事が何かの参考になれば幸いです。