元女性自衛官五ノ井里奈さんによるYouTubeでの自衛隊時代のセクハラ告発。
その影響は大きく防衛省が組織として謝罪したことに続き加害者個人も謝罪を行ったニュースがとても大きく取り上げられています。

さて今回の五ノ井さんの告発ですがここまでうまくいったのは五ノ井さんがYouTubeをうまく使って世論を巻き込んだことが何よりの勝因です。

逆にいえば公務員組織は世論を巻き込んでよほど大事にしない限りは組織としてはもちろん加害者個人に謝罪させるということはありえません。

以下「元女性自衛官 五ノ井里奈さんの自衛隊の性暴力YouTube告発は公務員組織を動かす最善策」としてまとめていきます。



➀元女性自衛官五ノ井里奈さんによる性暴力告発まとめ

まずはこの元女性自衛官によるセクハラ告発について概要をまとめます。
今回実名・顔出しで自衛隊勤務時に集団でセクハラを受けていたことを告発したのが五ノ井里奈さんが自衛隊在籍時に以下のようなおぞましいセクハラを受け続けたことを明らかにしました。

・すれ違いざまに急に抱きつかれる

・柔道の練習と称して腰をつかまれバックのようなかたちで陰部を押し付けられる

・山での訓練中に狭いテント内入れ代わり立ち代わり複数の男性自衛官からでキスをされる・胸をもまれる・陰部を触らせられる

・地方での訓練時に複数の男性自衛官から首を両手でつかまれ押し倒されたうえに股を広げられさも行為をしているかのように陰部を押し付けられた

最後の2つはもはやセクハラというよりは性犯罪ですよね。
特に地方での訓練時の性犯罪被害が五ノ井さんに与えた影響は大きく適応障害と診断され休職に追い込まれます。

そして自衛隊内の内部組織等にセクハラ被害の告発に踏み切るのですがいずれも不発に終わってしまいます。
そのため今回大反響を呼んだ実名顔出しでのメディアやYouTubeを利用した告発に踏み切ることを決断!

この戦略が功を奏し五ノ井さんの告発は大反響!
当初は性暴力の事実はなかったとしていた防衛省が一転その事実を認め幹部が謝罪しさらには加害者とされる4名の犯人についても謝罪をすることに。
こうして五ノ井さんの無念が晴らされることになったのでした。

➁公務員組織が組織としてはもちろん加害者にまで謝罪させることは異例中の異例!

しかし今回の五ノ井さんのケース・・・防衛省組織としてはもちろん加害者本人までもが謝罪したことは本当に異例中の異例と言えます。

通常公務員組織は隠ぺい体質のため自らの非を認めることは職員が不祥事で逮捕されたようなことでもない限りありません。

また上述の職員が不祥事をやらかしたこと場合においても組織として「まことに遺憾である」と謝罪声明を出すことがあるのはよく見かけます。

しかしやらかした職員個人に対して謝罪声明を出させるなんてことは見たことがないですよね。

つまり今回の五ノ井さんの告発ケースは組織・加害者個人に謝罪させたケースとして異例中の異例ともいえる大成功の事例なのです!

⓷公務員組織にパワハラを告発し組織と加害者に謝罪を求めてみた!

ここでいかに五ノ井さんの告発が大成功の事例であるかを私の体験談をもとにお話ししたいと思います。

実は私は国土交通省の出先機関の関東運輸局というところに勤務していた元国家公務員。
そして公務員時代に元上司から約2年に渡り暴言はもちろん刃物を投げつけられるなどの壮絶なパワハラを受けていました。

このパワハラを関東運輸局人事課に告発したところ組織がパワハラの事実を認めたうえで「厳正な対処を行った」という回答はもらったのですが肝心のその対処の中身がわかりません。

そこで「対処とは具体的に何か?」とともに「パワハラを約2年見過ごしたことについて組織としての謝罪」及び「加害者個人からの謝罪」を求めたところ関東運輸局人事課から返ってきた答えは以下の内容でした。

・対処の内容は処分を受けた者に対しての個人情報のため教えられない

・組織としての謝罪は人事上のことに該当するためできない

・加害者からの謝罪は人事課はさせうる立場にない

このようにパワハラやセクハラを告発した場合組織がその事実を認めたとしても組織が動くのは何らかの加害者に対してのペナルティのみ。
組織としての謝罪はもちろん加害者からの謝罪も要求したところで逃げられてしまうのがオチなのです。

⓸「元女性自衛官 五ノ井里奈さんの自衛隊の性暴力YouTube告発は公務員組織を動かす最善策」まとめ

以上「元女性自衛官 五ノ井里奈さんの自衛隊の性暴力YouTube告発は公務員組織を動かす最善策」まとめでした。

いかに今回の五ノ井さんのYouTubeを駆使した告発が組織はもちろん加害者にまで謝罪させるに至ったという点で隠ぺい体質の公務員組織において効果的なものであったかということがよくお分かりいただけるのではないかと思います。

公務員組織に非を認めさせるためにはただしかるべき部署に苦情を申告してもダメです。
YouTubeやSNSを使って世論を大きくしたうえでないと満足いく結果は得ることができないでしょう。

しかしどなたか影響力のある方が私のパワハラ告発の記事を見て拡散してはくれないものだろうか・・・五ノ井さんのケースを見てそう思わざるを得ない今日この頃です。