度々お話ししていますが私は国土交通省の出先機関関東運輸局に勤務していた元国家公務員です。
本ブログでも国家公務員系の記事をいろいろと書いているところです。

今日は国家公務員の人事異動について。
そのなかでも問題行動を起こして処分を受けた職員が降格どころか昇進するということはあるのかについてです。



➀国家公務員のパワハラ告発 元上司に軽微な処分を食らわせることに成功!

さて2年前に私が新規採用当時(今から約20年前です)に毎日の罵声はもちろんのこと書類やカッターナイフを投げつけるなどのパワハラを行っていた元上司について告発を行いました。

予想外に時間がかかったものの関東運輸局人事課もその事実を認め厳正な対処を行った旨回答がありました。(詳細はコチラです)

さてこの公務員に対する処分ですが・・・
懲戒免職・停職・減給・戒告といった懲戒処分を職員に課した場合はその旨プレス発表という形でHPに公表されます。

私が告発を行った元上司に対しては関東運輸局のHPに公表はされていないため(別の人間が減給処分を受けていましたが・・・)残念ながら懲戒処分とまではいきませんでした。

おそらくですが懲戒処分に至らない軽微な処分としての訓告や厳重注意、口頭注意などが課されたということが予想されます。

➁パワハラ元上司 軽微な処分を受けた者のこの4月で人事異動で課長職に昇進!

さてこのように20年前の雪辱を晴らすことに成功したわけですが・・・
1つ予想外のことがありました。

この4月に国家公務員の人事異動が行われましたが・・・
懲戒処分のプレスリリース同様にこの4月の人事異動についてもその内容がプレスリリースで公表されます。

中身を見てみたのですが・・・
なんとこの元上司・・・課長補佐級のポストから課長職に昇進していたのです!



⓷国家公務員の人事異動 問題行動を起こした処分を受けた職員でも昇進することはある?

この元上司の問題行動を起こし何らかの処分を受けながらも課長職への昇進から1つわかったことがあります。
それは国家公務員の人事異動は問題行動を起こし処分を受けた職員でも昇進することはあるということです。

一般的なイメージだと何か問題をやらかした=左遷人事による降格。
良くてもポストは据え置きになろうかと思います。

しかし公務員組織においては降格はおろか昇進することも大いにあるということです。

⓸「国家公務員の人事異動 問題行動を起こし処分を受けた職員でも昇進することはある?」まとめ

以上「国家公務員の人事異動 問題行動を起こし処分を受けた職員でも昇進することはある?」まとめでした。

少なくとも運輸局の場合は「ある!」ということになるのですが・・・こういった人事は他の官署でもおこなわれているものなのでしょうか?

非常に気になるところです。