本ブログの国家公務員や公務員組織の内情についての記事の中で度々お話していますが私は元国家公務員です。
さて公務員といいますとここ最近ずっと学生就職先ランキングでトップですよね。
特に地方公務員が1位。国家公務員が2位と公務員が1・2フィニッシュを飾るのがここ最近通例になっているのはニュースなどで毎年報道されている通りです。。
ところでこのランキング。
同じ公務員なのに毎年1位が地方公務員で2位が国家公務員という図式は崩れません。
毎年地方が国家よりもランキングが上なのです。
そこで気になるのが国家公務員と地方公務員目指すのであればどちらが本当におすすめなのかということ。
今日は「国家公務員と地方公務員 目指すならどっちがいい?」についてまとめたいと思います。
目次
➀国家公務員と地方公務員 目指すなら断然地方公務員!!
国家公務員と地方公務員で目指すならどちらがおすすめか・・・
この問いに私なら迷わず地方公務員であると断言します!!
学生時代の友人に地方公務員の友人が複数存在しますがその友人からの話。
さらには国家公務員時代地方公務員から転職してきた同僚の話。
それらの話を総合すると給与面・福利厚生面・人事面などあらゆる点で地方公務員のほうが国家公務員よりもはるかに恵まれていると断言できます。
では以下様々な観点からいかに地方公務員のほうが恵まれていて国家公務員よりもおすすめなのか個別にまとめていきたいと思います。
➁国家公務員と地方公務員どちらがおすすめ?・・・昇給面の違い
公務員の給与は〇級△号俸という級と号俸という2つの単位から構成されます。
そして級が挙がることを昇格。
号俸が上がることを昇給といいます。
さてこの昇給ですが国家公務員の場合昇給は毎年1月の年1回です。
級が上がる昇格は「何故このタイミングで?」という中途半端な時期に行われるのですが昇給は必ず毎年1月の年1回のみです。
一方地方公務員の場合昇給が年2回というところも存在します。
全部の自治体がそういうわけではないと思うのですが私の学生時代の地方公務員の友人が実際に7月と1月の年2回昇給を受けていました。(実際に辞令も見せてもらいました。)
⓷国家公務員と地方公務員どちらがおすすめ?・・・福利厚生面の違い
まずは休暇制度についてお話しましょう。
国家公務員は通常の年次休暇とは別に7~9月の3か月の間に3日間連続して取得できる夏季休暇が付与されます。
ところがこの夏季休暇。
地方公務員は5日間付与されるのです。
しかも連続して取得しなくてはいけないという縛りもありません。
バラバラにして取得することも認められているのです。
⓸国家公務員と地方公務員どちらがおすすめ?・・・人事面の違い
地方公務員の場合よほどのことがない場合県をまたぐ人事異動はありません。
県庁職員でも他府県の出張所への異動はありますが極めて一部です。
まして市役所や町役場勤務であればさらに異動エリアは狭まります。
その反面国家公務員の場合引っ越しを伴う人事異動は当たり前のように行われます。
私は学生時代東京に在住していたのですが国家公務員初の職場は縁もゆかりもない茨城県水戸市。
そこから神奈川県と引っ越しを2回行いました。
特に引っ越しを伴う人事異動が4月1日付の場合大学入学で上京する学生などで引っ越し需要が劇的に増加するため引っ越しの手配をするだけでものすごい大変です。
⓹「国家公務員と地方公務員 目指すならどっちがいい?」まとめ
以上「国家公務員と地方公務員 目指すならどっちがいい?」についてまとめてみました。
このように給与・福利厚生・人事面などあらゆる点で地方公務員のほうが国家公務員よりも恵まれているのです。
毎年冒頭の学生に聞いた人気就職先ランキングで国家公務員がいつも2位に甘んじているのは納得と言えるのではないでしょうか?