私は元国家公務員です。
さて国家公務員と言うと就職先ランキングや結婚したい職業ランキングで常に上位にランクする人気職。
そのため転職して国家公務員となる方々も多く存在します。
そして意外と多いのが地方公務員である市役所から国家公務員へ転職してくるパターンです。
しかしこの市役所から国家公務員への転職は私の知る限り全員が後悔している方々がほぼ全員です(笑)
今日は「市役所から国家公務員への転職は後悔する人が後を絶たず!絶対におすすめできない理由は?」として以下まとめていきます。
目次
➀そもそも何故彼らは地方公務員という安定職にありながら国家公務員に転職するのか?
冒頭でもお話しましたが市役所から国家公務員への転職する方は本当に多いです。
あくまで私の体感ですが・・・1年に1名は絶対にいるような気がします。
さてここでですが・・・実は地方公務員は就職先ランキングや結婚したい職業ランキングでも国家公務員よりランクの高い人気職です。
にも拘わらず何故ランクの劣る国家公務員へわざわざ転職してくるのか?
正直意味が分かりませんよね(笑)
約20年の国家公務員生活の中で実際に5名ほど市役所からの転職組と仕事をすることがありこの疑問を聞いてみたことがあります。
そして皆から一様に返ってきた答えは「どうしても国の行政に携わってみたかったから!」という大変アツイ答えでした。
➁市役所から国家公務員への転職は必ず後悔する!その理由は?
さてこのように「国の行政に携わりたい!」というアツイ気持ちのもとで国家公務員試験に合格し無事に採用が決まった転職組ですが・・・上述の5名の知り合いは皆採用して1月後には国家公務員への転職を後悔していました(笑)
その理由はざっとまとめると以下のようになります。
理由➀・・・人事があまりも雑すぎる!
理由➁・・・勉強しなくてはいけないことが沢山ありすぎる!
理由⓷・・・必要もない相次ぐ制度改正が多すぎる!
では以下この理由➀から⓷について個別にお話していきます。
⓷市役所から国家公務員への転職は必ず後悔する理由➀・・・人事があまりに雑すぎる!
市役所では採用されたばかりの新規採用職員が何か重要なポストに配属されるということはなくまずは見習いというポジションからキャリアを積んでいくという人事を行うようです。
ところが国家公務員組織はこのような配慮はありません。
いきなりの新規採用職員を出先機関本部のポストに据えるという人事も平然と行われます。
そのため入庁したばかりの新規採用職員が膨大な業務量に愕然としすぐさまフェードアウトし初日に来ただけで次の日から来なくなりそのまま退職してしまう・・・なんてことも実際にありました。
市役所からの転職組も「え?いきなり自分がこの仕事をやるの・・・?」と面食らった方は非常に多かったです。
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⓸市役所から国家公務員への転職は必ず後悔する理由➁・・・勉強しなくてはいけないことが多すぎる!
国家公務員の業務は非常に複雑です・・・というより猥雑です。
通達や事務連絡と言ったかたちでその都度行政の指針が示されますがこの文章が「本当に読み手に理解してもらう気があるのか?」というわかりにくいことこのうえない文章で書かれています(笑)
この非常にわかりにくい文章を理解しなくてはいけないうえに場合によっては民法や会社法、民事執行法などの各種法律の勉強も行わなければいけません。
市役所からの転職組の多くが「通達や事務連絡を理解するだけでも大変なのにこのうえ各種法律の勉強もやらなくてはいけないの!?」と嘆いていたものです(笑)
⓸市役所から国家公務員への転職は必ず後悔する理由⓷・・・必要もない制度改正が多すぎる!
現在国家公務員組織は非常に目まぐるしい速度で色々な制度改正が行われています。
そしてこの制度改正が本当にユーザーたる一般国民が望んだうえでの制度改正であればそんなに文句もないのですがその多くが国会議員や官僚の自己満足によるものです(笑)
そしてこの制度改正の結果せっかく覚えた知識が全くの無意味のものになってしまうのは言うまでもないのですが・・・最近色々と制度改正が多すぎるのです。
せっかく理解でした業務内容が場合によっては1年足らずでまた制度改正によって一から理解しなおさなくてはいけないということが立て続けに起こるため「こんな意味のない制度改正になぜ振り回さなければいけないのか?」と市役所からの転職組の多くが嘆いていたものです(笑)
⓹「市役所から国家公務員への転職は後悔する人が後を絶たず!絶対におすすめできない理由は?」まとめ
以上「市役所から国家公務員への転職は後悔する人が後を絶たず!絶対におすすめできない理由は?」まとめでした。
同じ公務員だった市役所職員から見ても国家公務員組織は人事や業務内容において劣悪と感じる転職組がいかに多いかということが本記事でおわかりいただけたのではないかと思います。
私に言わせれば「国の要請に携わりたい」などというアツイ気持ちは持つだけ無駄です(笑)
もっとその熱意は有意義なことに使いましょう!!