最近度々ニュースなどで度々話題になりX(ツイッター)でトレンド入りすることも多い公益通報。
さて筆者は国土交通省の出先機関である関東運輸局に勤務する現役の国家公務員です。
以前関東運輸局総務部人事課の私に対する対応に対して国土交通省本省に設置されている公益通報窓口に苦情申告したところ一切回答がなく無視され続けたため最終手段で人事院規則に基づく苦情申告制度を行った旨を記事にしました!
結果は適当な理由をつけられてあえなく撃沈してしまったのですが・・・その代わりに公益通報窓口の実態をまざまざと知ることができました!
以下「本省公益通報窓口の実態!国家公務員出先機関職員が行った公益通報の実際の担当部署はまさかの?」として公益通報窓口の驚愕の実態についてまとめていきたいと思います。
目次
➀本省公益通報窓口は出先機関職員の最後の希望?
公務員の違反行為などを告発する場合の通報先となる公益通報窓口。
これは国家公務員の場合出先機関には設置されておらず本省に設置されています。
(人事院によると大臣官房人事課に設置されているようです)
そのため出先機関に勤務する職員にとって通常は職員や組織の不正に関する告発先は所属組織の総務部人事課なのですがいくら相談してもあてにならない場合はこの本省公益通報窓口が最後の砦として考えている職員が多いです。
かくいう筆者もそうでした。
➁無視に情報漏洩!国土交通省公益通報窓口の一連の対応
さてそんな公益通報窓口ですがここ最近ニュースなどでよく取り上げられることが多いですよね。
直近でも公益通報を行った和歌山市役所の職員がその後の人事異動で告発をした職員と同じ職場となりそれが原因か自殺されたニュースが大きく報道されていました。
実は私も国土交通省の公益通報には似たような対応をされ続ける形となりました。
基本的に私の勤務する関東運輸局はパワハラ職員や給料泥棒のような職員が横行している組織・・・そのため幾度となく公益通報を行いました。
しかし「公益通報の要件に該当しない」としてことごとく不受理となり関東運輸局人事課へ相談するように案内を受け終了。
しかし公益通報窓内から案内を受けた関東運輸局総務部人事課は私の告発に対して無反応・・・挙句の果てには私の所属長に私が公益通報や内部告発をしている旨を暴露する情報漏洩を行うなどの対応を取る始末です。
そのため公益通報窓口に苦情を申告したものの当然のごとく無反応・・・
そこでこれらの対応が「パワハラではないのか?」として人事院規則に基づく苦情申告を行ったのですが・・・その結果公益通報窓口制度について面白い事実が判明したのでした。
⓷国土交通省公益通報窓口の実態!告発担当部署はまさかの関東運輸局だった!
さて上述の通り公益通報窓口は各本省の大臣官房人事課に設置されています。
そのため公益通報窓口に寄せられた通報に対しては調査や申告人に対する回答などすべてを本省大臣官房人事課が行っているものだと思っていました。
ところが人事院規則に基づく苦情申告を行い立ち合いに入った苦情相談員の調査で驚愕の事実が判明します!
私の関東運輸総務部局人事課に対する公益通報に対して対応を行っていた担当部署・・・それは同じ関東運輸局の総務部総務課だったのです!
公益通報窓口は本省にこそ設置はされているものの通報者が出先機関職員の場合はその通報は出先機関の担当部署に丸投げされ本省大臣官房人事課の職員が対応に乗り出すことは一切ないとのことだったのです!
さらに課こそ違えど同じ総務部の課に通報を丸投げ・・・これでは人事課に対する苦情申告を無視し続けていたのも当然といえますよね。
⓸「本省公益通報窓口の実態!国家公務員出先機関職員が行った公益通報の実際の担当部署はまさかの?」まとめ
以上「本省公益通報窓口の実態!国家公務員出先機関職員が行った公益通報の実際の担当部署はまさかの?」として国家公務員の公益通報制度の実態をまとめました。
出先機関職員にとって公益通報窓口は組織の問題点を本省に訴える最後の砦のように思われていますが実際は幻想です。
あくまでも「本省に設置されているだけ」で通報は所属組織に直行し都合の悪いものは放置されます。
また所属組織に丸投げした本省大臣官房人事課も丸投げしたのちは「我関せず」とだんまりを決め込みます。
今回人事院規則による苦情相談は納得のいく説明もないまま「人事課の対応には問題なし」と結論付けられ不発に終わりましたが公益通報窓口の実態がよく分かっただけでも収穫となりました。
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