本ブログでたびたびお話ししていますが私は元国家公務員です。
当時の経験を生かした公務員系の記事も取り扱っているところです。

今日はそんな公務員のなかでも公務員試験関係についての記事です。
最近本ブログを「国家公務員試験 地方公務員試験 違い 面接」と検索されたうえで閲覧される方が増えています。

実は私自身も受験生時に地方公務員上級試験と国家公務員2種試験(今の国家公務員一般職試験)の2つ受検した経験があるのですがまさしく国家公務員試験と地方公務員試験の最大の違いは2次試験の面接試験にあるといっても過言ではないと思っています。

そこで今日は「国家公務員試験と地方公務員試験 最大の違いは面接試験!?」についてまとめたいと思います。




➀国家公務員試験と地方公務員試験 筆記試験のレベルは同じくらい?

公務員試験は主に1次試験の筆記試験と2次試験の面接や集団討論試験の2部構成です。
そして2次試験は1次試験合格者を対象に行われる最終戦別試験のためまずは1次試験を突破する必要があります。

さてこの1次試験ですが・・・双方受検した私の経験に基づくお話になりますが試験自体の難易度は地方公務員試験のほうがやや上だと思います。

ただし問題のレベルが地方公務員試験のほうが高いかというとそういうわけではありません。

国家公務員試験は法律系の専門科目においてある程度科目を絞った対策をたてることができます。
つまり捨て科目を多く作っても余裕で試験に挑むことができます。

一方地方公務員試験は本当に全科目からまんべんなく出題されるため捨て科目を多く作った場合致命的です。

このように国家公務員試験で捨て科目とした科目についても対策をしなければいけないという点で難易度は地方公務員試験のほうが上ということになります。

余談ですが私が国家公務員時代に働きながら国家公務員試験に合格したという後輩が何人もいましたが、これはやはり国家公務員試験が捨て科目を多く作ることができるという特性を顕著に表しているといえるのではないかと思います。

➁国家公務員試験と地方公務員試験 最大の違いは2次試験の面接試験!!

さてこのように国家公務員試験と地方公務員試験において少なくとも1次試験についてはさほどレベルの違いはないといえます。

しかしこれが2次の面接試験となると話は大きくかわってきます。

国家公務員の2次試験の面接は拍子抜けするほど簡単です。
(おそらくビックリするほど簡単に終了すると思います。)

また2次試験の合格者は大体7割を超えていることからも決して難関の試験ではないということが数字からもうかがえるのではないかと思います。

⓷地方公務員試験の面接試験は魔物が住んでいる!!

対して地方公務員試験の面接試験は難関の上トリッキーです。
魔物が住んでいるといっても過言ではありません。(私はまんまとこの魔物にやられました。)

以下私が今から約20年前に地元の富山県庁の最終2次試験を受験したときの体験談をもとにお話しします。

まず面接の回数です。
国家公務員試験の2次試験面接はたった1度。
それも時間にしてわずか10分ほど。
その内容も簡単な自己紹介や希望先について軽く質問を受けた程度のものでした。

ところが地方公務員試験の場合面接がなんと2度も実施!
しかも1度目は面接官が3名だったのに対し2度目の面接は面接官が10人以上というこれ以上ない圧迫感の中で行われました。

さらに度肝を抜かれたのが2度目の面接官の第1声・・・「Lets sing your most favarite song!」
なんと「一番好きな歌を歌ってください」というもの・・・

当時音楽に全く興味がなかった私・・・
いきなり好きな歌を歌えといわれても「そんなものねぇよ!しかも第1声がこの質問??」と焦ってしまい完全にパニックに・・・
その後の面接が修羅場に終わったのは言うまでもありません・・・

と同時に「国家公務員試験と地方公務員試験の最大の違いは面接にあり!」ということをこれでもかと痛感させれれることとなったのでした。

⓸「国家公務員試験と地方公務員試験 最大の違いは面接試験!?」まとめ

以上「国家公務員試験と地方公務員試験 最大の違いは面接試験!?」についてまとめました。
ちなみに私が富山県庁が最終的に不合格となったことは・・・は言うまでもありませんね。(笑)