本ブログで度々お話ししていますが私は元国土交通省の出先機関の運輸局に勤務していた元国家公務員です。
その経験を生かした国家公務員の給与や賞与、年休さらには組織に横行するパワハラ問題等々国家公務員系の記事も本ブログでは取り扱っているところです。

そういった経緯もあり日々公務員が絡むネタ探しには敏感になっているのですが・・・

最近ひょんなことからYouTubeチャンネルで日本の猟奇的な事件を取り扱っているチャンネルにはまってしまいました(笑)

そしていろいろとみているうちに有名な猟奇事件に国家公務員が深く絡んでいる事件があることに気が付きました。

今日は「国家公務員が絡んだ事件 試験合格で安定した給与に結婚 退職後は多額の退職金で順風満帆とは限らない」としてそんな事件を紹介していきたいと思います。




➀国家公務員が絡んだ事件 東池袋自動車暴走死傷事故

国家公務員の中でもトップの地位を独占する官僚・・・
学歴を見ても東大卒がほとんどの超絶エリートたちです。

そんな元官僚が引き起こした事件といえば最近になってようやく判決が確定したこともあり東池袋自動車暴走死傷事件を思い出す方が多いのではないでしょうか?

元通産省官僚の飯塚幸三氏がブレーキとアクセルを踏み間違えたことによって車が暴走・・・そのまま交差点に進入し歩行者や自転車らを次々にはね計11人を死傷させたあの事件です。
(亡くなった方はご冥福をお祈りします)

自身の非を認めずブレーキが利かなかったとして非はメーカー側にあるなど主張しさらには上級国民なる言葉が誕生するなど色々と物議をかもしましたよね。

この非常にインパクトのあったこの元官僚による事件・・・しかし調べたところ元官僚の事件はほかにもあったのです。

➁国家公務員が絡んだ事件 元農水省事務次官による長男殺害事件

では元官僚が起こした事件をもう1つ紹介します。

それは2019年の6月1日に発生した元農水事務次官(以下Kとします。)による長男の殺害事件です。
事務次官といえば農水省のトップです。

そんな現役国家公務員時代エリート中のエリートだったこの加害者ですが・・・その輝かしいキャリアとは裏腹に家庭内では深い闇を抱えていたようです。

長年引きこもりとなっていた長男から度重なる暴力被害を受けていたKとその妻。

耐え続けてきたK夫妻ですが事件発生の3日前の2019年5月28日に川崎市登戸通り魔事件が発生・・・
これをみた長男が自分も同様のことをやるとほのめかすようになります。

自分や妻が殺されるかもしれない恐怖
さらには子供たちが息子によって殺されてしまうかもしれないという恐怖

この2重の恐怖に耐えかねた父親がわが子を手にかけるという非常にやりきれない事件として話題になりました。

またその後の報道ではこの長男には妹がいたのですがこの引きこもりの長男がいることにより縁談が破談になり自殺してしまったということも明らかになります・・・

このKは東大法法学部卒のエリートなのですが・・・高学歴で官僚の中のトップオブトップになっても決して人生が順風満帆ではないことをまざまざと世に見せつけた悲しい事件といえるでしょう。




⓷国家公務員が絡んだ事件 土浦連続殺傷事件

ここまでは国家公務員の中でもトップの官僚でしたが・・・ノンキャリアの普通の国家公務員が絡んだ有名事件も存在します。

それは2008年3月に発生した土浦連続殺傷事件です。
確実に死刑になるために複数人を殺害をすることを決めたKが2008年の3月19日と23日の2日間にわたり持っていた刃物で2人を死亡、7人に重傷を負わせました。

この事件・・・当初は自分の妹を殺害するつもりがたまたま終業式で人目が多かったため計画修正をして見ず知らずの他人を狙ったことや犯行現場に自転車を忘れてしまうなどの犯行の残虐性はもちろんあまりの杜撰ぶりも当時話題となりました。

実はこのKの父親は外務省のノンキャリアの職員だったのです。

外務省といえば国家公務員の中でもかなりの人気職。
私の職場元運輸局が民間でいう中小企業であれば東証一部上場企業に相当する国家公務員組織の花形組織です。

またこの父親はKが逮捕された当時の役職が課長補佐だったことからも職場内ではなかなかの人物であったことがうかがえます。

しかし上述の元農水省事務次官同様家庭内では順風満帆とはいかなかったようです。

⓸「国家公務員が絡んだ事件 試験合格で安定した給与に結婚 退職後は多額の退職金で順風満帆とは限らない」まとめ

以上「国家公務員が絡んだ事件 試験合格で安定した給与に結婚 退職後は多額の退職金で順風満帆とは限らない」まとめでした。

ひとたび国家公務員試験に合格すれば平均以上の安定した給与や賞与に多額の退職金・・・さらには福利厚生も充実し結婚にも不自由しない最強の職業と思われがちな国家公務員ですがトップオブトップのエリート官僚ですら必ずしもそういうわけではありません。

私も一歩何か間違っていたらこのような事件と関わることになっていたかもしれません・・・
この先も何事もトラブルなく穏やかな余生を過ごしたいものです。

またまだ現役公務員の方(特に度々コメントをいただく方々)がこのようなトラブルに巻き込まれないことを切に願っております。