本ブログでたびたびお話ししていますが私は国土交通省の出先機関の運輸局で自動車の名義変更などを行う自動車登録官として勤務していた元国家公務員です。
当時の経験を活かし関心が高い国家公務員の給与や賞与について・・・
さらには実際目の当たりにしたパワハラや無断遅刻を繰り返す問題職員などの国家公務員組織の内情などなどについても本ブログで取り扱っているところです。
最近ではそんな私の記事(特に内情暴露系の記事)を現役職員の方も閲覧いただいているようで同じ運輸局の方はもちろん他省庁の方からもコメントをいただくことがあり驚いているところです。
さてそんなコメントの中で先日労働局の方から気になるコメントをいただきました。(労働局のSさんいつもありがとうございます!)
今日はそのいただいたコメントをもとに「国家公務員 定年延長は問題点だらけ! 得するのは無能なクズども」と題して国家公務員の定年延長に係る問題点などなどをまとめていきたいと思います。
目次
➀国家公務員 労働局現役職員Sさんからのコメント概要
まずは今回いただいたSさんのコメントの概要を紹介します。
Sさんは20代の現役職員ということなのですが・・・Sさん含め同期の7名の内3名が早期退職してしまったというのです。
・・・20代のSさんの同期ということはかなりの部類に入ります。
そんな職員の内半分近くがすでに早期退職してしまったというこの異常事態。
また先日職場内で実施された早期退職者(おそらく40代以上が対象)の募集は午前中で満枠になったそうです
➁国家公務員 止まらない連鎖反応 若手の早期退職!
いただいたコメントでは労働局では20~40代の若手職員の早期退職がかなりヤバイといえる状況のようですが・・・
少なくともこれは私の元職場運輸局にも当てはまります。
国家公務員は人事異動の際に新聞辞令と称して職員の異動や採用・退職情報が掲載されます。
そして退職する職員については現在の定年60歳での定年退職の場合は確固書きで(定年退職)などと注釈されるのですが・・・
最近そんな定年退職者以上に目立つのが定年を待たずに退職する職員の増加なのです。
本来「国家公務員=定年まで安泰」という図式であったはず・・・
しかし最近ではこの図式が崩壊しむしろ定年退職まで勤務する国家公務員のほうが珍しいといっても過言ではない状態になっているのです。
⓷国家公務員 時代に逆行?65歳まで段階的に定年延長!
さてこのように現在国家公務員は定年を待たずの退職がハイペースで増加しています。
しかしその一方で・・・
国家公務員につき定年を段階的に引き上げ最終的に65歳まで引き上げられることが決定しています。
※現行の60歳を2023年度から31年度まで2年ごとに1歳ずつ上げることが決定しています。
具体的には以下のようになります。
2023年度・・・61歳
2025年度・・・62歳
2027年度・・・63歳
2029年度・・・64歳
2031年度・・・65歳
そしてその定年延長の理由としては以下の2点があげられています。
➀若年人口が減る状況で知識や経験を持つ職員により長く現役で働いてもらうこと
➁社会保障制度の維持や消費の担い手の確保に役立てること(ちなみに60歳を超えた職員の給与は当面は直前の7割程度に抑えるそうです)
・・・しかしこの2点の理由付けですがここに大きな問題点があります。
⓸国家公務員 定年延長施行は問題点だらけ! 得するのは無能なゴミども
ハッキリ言ってこの国家公務員の定年延長施行・・・問題点だらけに感じます。
もうツッコミどころが満載です。
まず定年延長の目的①若年人口が減る状況で知識や経験を持つ職員により長く現役で働いてもらうこととありますが・・・
少なくとも運輸局に限ったことでいうと定年を待たずに退職していく職員は比較的能力の高い職員が多いです・・・私は違いますが(笑)
一方定年までかじりついている職員は経験はあっても知識のない無能なダメ職員が圧倒的に多いです。
それもそのはず。
無能な職員にとって国家公務員組織は最高の職場です。
ろくに仕事や業務の勉強をせずほかの職員に仕事を任せてのらりくらりとやっていてもよほどの問題行動を起こさない限り毎年1月に必ず定期昇給があり月給1万円以上昇給します。
また最近では退職者が増加しているおかげで(人材がいないため埋め合わせとして)ありえないポストに昇進するなんてこともざらにあります。
無能な職員にとってこれ以上ない天国なのです。
このように定年を65歳まで延長したとしても60以降も働くことができるという恩恵を受けるのは国家公務員の残りカスとでもいうべき人材がほとんどであることが予想されるのです。
次に定年延長の目的②の社会保障制度の維持や消費の担い手の確保に役立てることについてです。
少子高齢化などが叫ばれる中確かにこの点については一理はあるように思います。
そして上述のとおり直前の7割ほどの年収を給与として支給することが決まっているわけですが・・・ここにも大きな問題があります。
国家公務員を60歳まで勤め上げた場合仮に管理職のポストについてない職員であっても間違いなく年収は800万円は超えます。(私が年収600万円を超えたのが39歳だったことを考えると間違いなく60歳のころには年収800万はゆうに超えてくるはずです。)
その7割ということは・・・大体年収600万円ほどの給与が保証されることになります。
無能な残りカスには多すぎです。
そして仕事をしないダメ公務員に最大5年間約3000万円もの税金を垂れ流すことにつながりかねないのです。
⓹「国家公務員 定年延長施行は問題点だらけ! 得するのは無能な残りカスども」まとめ
以上「国家公務員 定年延長施行は問題点だらけ! 得するのは無能な残りカスども」まとめでした。
以前勤務時間中に昼寝をしたりジョギングコースを作成したりと好き勝手やってる職員につき記事にしましたが・・・
こういったダメな職員にかぎって公務員の特権ともいうべき制度を悪用するのが悲しき現状です。
よく人気コメンテーターでインターネット掲示板2ちゃんねる開設者のひろゆきさんが「リストラがない」「休職制度が充実している」公務員を揶揄して公務員最強説という言葉を使いますが・・・
今回の国家公務員の定年延長はあそんな公務員最強説をますます高めることに一役買うこと間違いなしといえるでしょう。